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谷川浩司王位(当時)「だから、私の振り飛車はちょっと変わっているような気がする」

将棋マガジン1987年11月号、谷川浩司王位(当時)の「光速の周辺」より。  板谷八段との棋聖戦、私は飛車を振った。今期5局目の振り飛車である。  たまに、振り飛車を指すと、居飛車との感覚の違いに戸惑う面がある。しかし、反面、将棋がとても新...
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早石田裏定跡

近代将棋1982年10月号、石田和雄八段(当時)の「良い手、悪いて、普通の手」より。 石田流三間飛車  石田流三間飛車の急戦型です。6図までは有名な定跡手順ですので、私が敢えて解説するまでもないでしょう。 「その先もよく知っている。6図から...
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「矢倉は難しくて、わからない」という理由

近代将棋1977年1月号、青野照市五段(当時)の「矢倉のすすめ」より。 「矢倉は難しくて、わからない」  この言葉は、初級者だけでなく、アマの高段になった人からでさえ、聞かれます。  では、なぜ矢倉戦法は難しくて、わかりにくいのでしょうか。...
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渡辺明五段(当時)「どこがスペシャルなんだ、と思ったあなた、なかなか鋭いです」

将棋世界2004年4月号、渡辺明五段(当時)の「渡辺明の研究ファイル」より。  こんにちは。まだまだ寒い日が続いています。暖かい春が待ち遠しいです。順位戦もいよいよ佳境、最後のひと踏ん張りです。  この講座も残すところあと2回になりました。...
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藤井猛九段「見ていて退屈な展開は指している方も退屈だ。しかしやっぱり無理は良くない。地味で眠くなる展開こそ順位戦の味だ」

将棋世界2003年8月号、藤井猛九段の「藤井の実戦思考」より。  お盆の空気が抜けない8月半ば過ぎ、ジリジリとしたアスファルトの照り返しの中を将棋会館へ向かう。千駄ヶ谷の駅からの距離がいつもより遠く感じられるのは暑さのせいだろうか。  B級...