石橋幸緒女流王位防衛

女流王位戦第5局が、昨日あったことをすっかり失念していた。帰宅して、棋譜手順より先に結果を知ってしまったが、結果を知っていても、見ていてハラハラドキドキするような将棋。以前にも書いたが石橋-清水戦というのは、両者の相性というか、面白く緊張感溢れる将棋になりやすいのかもしれない。

将棋ペンクラブの行事ではないが、湯川博士さんやバトルロイヤル風間さん、木村晋介弁護士という将棋ペンクラブの巨匠たちがレギュラーとなっている年末恒例の「将棋寄席」に、今年も石橋女流王位が出演されるとの、非公式情報も伝わってきている。

石橋女流王位、防衛、本当におめでとうございました。将棋寄席も楽しみにしています。

デイブ平尾四段逝く

将棋が大好きだったデイブ平尾さんが、亡くなられました。音楽のブログでは、昨日このことを書いたのですが、今日はこちらで書きたいと思います。

私は、デイブ平尾さんが六本木で「ゴールデンカップス」というライブハウスを経営している頃、二度ほど将棋を指していただきました。とても陽気でオーラがあり、とてもいい方でした。

実は私は、このブログがはじまった当初(6/15)、デイブ平尾さんに将棋を指してもらった時のことを書いています。…というか休刊になった近代将棋の次の号用に書き終えていた推敲前の原稿を載せたわけですが。

興味のある方は、こちらをご覧下さい→近代将棋未発表原稿

追悼の意も込めて、テイブ平尾さんがボーカルだったゴールデン・カップスの曲を試聴できるようにしてみました。

THE GOLDEN CUPS Complete Best “BLUES OF LIFE”

↑ジャケットをクリックすると試聴できます。

謹んでご冥福をお祈りいたします。とても惜しい。

内藤九段の名講座(2-11)-振飛車党の古き良き時代(30)

昨日の続きの局面より。

44_2

▲2四銀△同角▲4六角△3三銀▲3六歩45

▲3六歩は妙な感じのする手だが、△2二飛と引かれ△4六角と来られると、後手の有利な形で飛車交換となるので、▲3五まで歩を突いて、それを避けようという狙い。

以下、△4五歩▲5七角△2二飛▲3五歩△1五角

46

内藤八段の文章。

「先手は終始、素抜き-釘付け攻めである。というと調子がいいが嫌でもそれに頼るよりないのが実情である。

果てしないような2筋のせり合いも、とうとう終止を打つ時がきた。決め技、1五角の「かわし」の術が出て愈々黒幕飛将軍の裸の対決となったのである。1五飛と交換を避けるのは、2九飛成とされ飛が死ぬのでよくない。

といって2二飛成は、飛交換振飛車側有利の定説がこの際ピッタリ当てはまるのでよろしくない。

2二飛成、同銀、2五飛は2四飛と合わされて悪い。

最終図で後手優勢というのが、この攻防の決着であった」(完結)

内藤九段の名講座(2-10)-振飛車党の古き良き時代(29)

昨日の続きの局面より。

43_2

以下、▲同飛△2四角▲2三歩△同飛▲3五銀△5一角打

44

ここから終わりまで、内藤八段の名文が続く。

「勢力としては後手方に銀の参加があり、場合によっては桂までとび出せる。それに引き換え先手は飛角だけで他の応援は望めない。

従ってこの劣勢をおぎなうため先手は様々のテクニックを駆使している。

角切り。歩の打ち捨てから素抜きの味。釘付け等である。この攻防の決着は一体どうなるのか。さらに次の指し手を追ってみなければならない。図は互角のようだが先手歩切れになっていることに注意」

つづく

内藤九段の名講座(2-9)-振飛車党の古き良き時代(28)

将棋世界、昭和46年12月号、内藤国雄八段の中級向け講座「駒の交換」より。

41

▲2四歩△同歩▲同角△2二飛に▲2五歩と打った局面。

居飛車対振飛車戦で、よく出てきがちな形。この後、居飛車が猛烈に苦しくなる。後手の次の一手は△3五歩。

42

「後手、おとなしい受けの手でなく、3五歩と突き出し喧嘩を買って出た。その後の2筋をめぐる秘術をつくしての攻防戦をみていただこう」と内藤八段。

以下、▲同角△3四銀▲2四角△2五銀

43

つづく

将棋ペンクラブ末席幹事による将棋ペンクラブ非公認ブログ。近代将棋に連載していた「将棋ペンクラブログ」のネット版です。