蛸島彰子五段

昨日のLPSA、1DAYトーナメントきさらぎカップで、蛸島彰子五段が優勝した。

蛸島彰子五段といえば日本初の女流棋士、初代女流名人、初代女流王将。何もない中から女流将棋界の基盤を築いてきた。

2005年の将棋ペンクラブ会報春号での、高田宏会長(当時)と中井広恵六段の対談でも次のように語られている。

高田 今まで中井さんは男性棋士戦で何勝されていますか。結構勝っておられますよね。
中井 でも、10何勝か、20勝まではいってないと思いますが。
高田 失礼だけど負けの数の方が多いですね。
中井 多いですね圧倒的に(笑)
高田 現状ではですね。10年後はともかくとして。
中井 でも女流棋士の若い子たちが男性に勝てるようになってきてますので。
高田 中井さんと清水さん、二人しか勝てない時期がありましたものね。
中井 男性棋士と対局のチャンスが少なかったというのもあると思うんですけれども。
高田 でもチャンスをつかむためには、それだけの実績がなくちゃね。
中井 かなり長い月日をかけて今の棋界のレベルにつながったのだと思います。
高田 女流棋士が勝てるようになった、ということは、全体がレベルアップということなんですね。お二人だけじゃなく。
中井 そうですね。最初に蛸島さんが第一期生で、そこから受け継いだものを私と清水さんの時代で少し引き上げられたかなと気がしています。
高田 蛸島さんたちが土ならし、中井さん清水さんで芽が出てきて、今度、若いまだ小学生の子たちが大きくなって花を咲かしてほしいですね。
中井 いきなり花は咲かないと思うので。やっぱりいい土があって種が撒かれて、芽が出て、それで成長していくという段階があると思うんです。

明治維新でいえば、蛸島世代が吉田松陰、中井・林葉・清水世代が高杉晋作、坂本竜馬の位置付けとなるのかもしれない。

矢内・石橋・千葉世代が明治維新でいうと誰に相位置付けられるか、あるいはLPSAが明治維新でいうと何藩に位置付けられるか、これはもっと時が経たなければわからないことかもしれない。

そもそも女流棋界を明治維新と対応させること自体に無理があるのかもしれないが…