末席幹事

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大山康晴十五世名人「将棋というのはおもしろいものでね、確信のない、不安な気持ちで指した好手よりも、自信持って指した悪手の方がいい結果が出る、ということがあるんです」

将棋世界1992年12月号、奥山紅樹さんの「棋士に関する12章 棋士とは何か」より。「名人になる法」に対する大山康晴十五世名人の答え。「棋士が強くなるためには、謙虚さが必要です。謙虚であると同時に、自信を持つということ。これが名人になるため...
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大山康晴十五世名人への追悼の意を込めた一局(羽生善治棋王-中原誠名人戦)

将棋世界1992年11月号、「公式棋戦の動き」より。JT将棋日本シリーズ 羽生-大山戦は羽生の不戦勝となったのでかわりに特別対局として羽生-中原戦の公開対局が行われた。 先手の羽生が大山十五世名人が愛用していた四間飛車に振ると、中原は棒銀戦...
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「将棋界に新しいスターが誕生した。郷田真隆、デビューしてわずか3年、C級2組四段の青年が、時の四冠王谷川浩司を向こうにまわし、押し切ってしまった。四段でのタイトル獲得は将棋界初のこと」

将棋世界1992年11月号、グラビア「郷田、四段で初のタイトル獲得」より。 1992年9月9日、午後5時44分、将棋界に新しいスターが誕生した。郷田真隆、デビューしてわずか3年、棋界で最低位のC級2組四段の青年が、時の四冠王谷川浩司を向こう...
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大山康晴十五世名人「困った子だね」

将棋マガジン1992年10月号、高橋呉郎さんの「形のメモ帳:林葉直子 大人になった天才少女」より。 松本清張が亡くなった。大山康晴十五世名人につづいて、また巨木が倒れた。 存在が偉大すぎたこととはべつに、両者には、大きな共通項がある。清張さ...
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八方桂1枚が(大駒1枚+香車1枚)の手合

将棋マガジン1992年10月号、「将棋おもしろ雑学事典」より。◯八方桂 八方桂(1図)は、駒落ちの四枚落ちと同じように飛角香を落として並べ、八方桂側を先手とする。 普通のルールと違い、先手の桂は八方にとぶことができ、チェスのナイトの性能と同...