日記など

気の迷い

今年の1月24日に、「森内俊之八段-伊奈めぐみさん戦」というブログ記事を書いた。1995年に「将棋マガジン」の企画で行われた森内俊之八段(当時)の目かくし3面指し(平手)で、渡辺明竜王の奥様である伊奈(渡辺)めぐみさんが、森内八段に反則勝ち...
棋士のエピソード

魔の夕食休憩直前

近代将棋2000年11月号、鈴木宏彦さんの連載「プロ将棋はこう見ろ」より。魔の夕食休憩直前。図は平成2年1月の竜王戦。森内俊之五段(先手)と吉田利勝七段の対戦だ。時刻は午後6時9分。このとき森内はすでに残り1分の秒読みに追われていた。あと1...
棋士のエピソード

美学に殉じた棋士(後編)

今日は美学に殉じた棋士の本編。近代将棋2000年11月号、青野照市九段の「実戦青野塾 美学に殉じた棋士」より。-----1968年の棋聖戦の挑戦者決定戦に、若手の二人が進出した。中原誠六段と高島弘光五段。高島は将棋界最後の、「寄らば斬るぞ」...
タイトル戦の食事

王将戦第5局対局場「ホテル花月園」

王将戦第5局は神奈川県足柄下郡箱根町の「ホテル花月園」で行われる。→中継「ホテル花月園」は、箱根外輪山を一望する恵まれた環境に佇むリゾートホテルで、1964年の名人戦第5局、大山康晴名人-二上達也八段戦以来、数々のタイトル戦が行われている。...
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美学に殉じた棋士(前編)

近代将棋2000年11月号、青野照市九段の「実戦青野塾 美学に殉じた棋士」より。現代では勝つという目的のためには、どんな手を指しても「恥ずかしい手」という感覚はほとんどなくなった。しかし私が奨励会の時、すなわち昭和40年代頃までは、明らかに...