"村山聖"

棋士のエピソード

森信雄六段(当時)「そやな、一対一は危ないからワシが付きっきりでちょっとだけな」

将棋世界1994年1月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 in 関西将棋会館」より。  さて、盛況の名匠展の裏方で奔走して疲れはてた森(信)六段が、ロビーのソファーに横たわっていた。  「あー疲れた」  「そうですか?私には体は疲れて...
棋士のエピソード

棋士たちの坊主頭

近代将棋2006年12月号、遊駒スカ太郎さんの「関東オモシロ日記」より。  将棋界は坊主になる率の高い世界だと思う。  過去の例を挙げるとキリがなくなるのだが、剃髪の名人戦として知られる森けい二九段を筆頭に、先崎学八段、中田功七段、櫛田陽一...
随筆

中田功五段(当時)「親には何も言うなよ」

将棋世界1994年4月号、中田功五段(当時)のリレーエッセイ「待ったが許されるならば・・・」より。  待ったが、許されるならば・・・。 この題名を見れば過去の事を思い出すのが自然だが、私の場合、あまり印象に残る将棋がない。  大きな勝負を経...
棋士のエピソード

「悪童そうに見えて実は可愛げもあり、強そうでなんとなく頼りない」

将棋世界1994年6月号、大崎善生編集長(当時)の「第53期順位戦」より。 全員にチャンス<B級1組>  「こうなったらA級復帰最多記録を作りますよ」。B級1組陥落間もない頃の田中寅の言葉。手痛い敗戦であったろうが、本人は元気一杯、少しもめ...
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面白くて熱い将棋大賞選考会(後編)

将棋世界1993年6月号、「第20回将棋大賞」より。出席者氏名(順不同) 田中良明(赤旗)、風間博美(NHK)、亀井清明(スポニチ)、中野正(共同通信)、加古明光(毎日)、山田史生(読売)、東公平(朝日)、大石征史(ゲンダイ)、原田憲司(千...