観戦記

森内俊之八段(当時)「駒を裏返す時間を倹約している」

将棋世界2001年7月号、東公平さんの第19回全日本プロ将棋トーナメント〔谷川浩司九段-森内俊之八段〕決勝五番勝負第5局観戦記「火と燃えた熱海決戦」より。「将棋は筋書きのないドラマだ」と改めて痛感した五番勝負だった。森内2勝の後の第3局は、...
読む

藤井猛竜王(当時)の誰もが真似をしなさそうな反撃手順

将棋世界2001年3月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 今月の将棋は順位戦から2局取材した。まずは1月19日のB1の藤井猛竜王-福崎文吾八段。四間飛車に玉頭に位を張った福崎八段。早々に△2五歩から動いて1図。ここから藤井竜...
読む

倉島竹二郎「勝負を見つめて五十年」(後編)

将棋世界1981年1月号、倉島竹二郎さんの「勝負を見つめて五十年」より。 名匠巨匠といわれる人には、どこか常人と異なる学ぶところのあるものだが、私は将棋の名匠巨匠から教えられるところが多かった。私は今でも十三世名人関根金次郎翁と坂田三吉翁の...
読む

倉島竹二郎「勝負を見つめて五十年」(前編)

将棋世界1981年1月号、倉島竹二郎さんの「勝負を見つめて五十年」より。 さきごろ私はNHKに頼まれて、ラジオの「人生読本」に出た。朝の6時15分から30分までの15分間で、それが3日連続の番組である。担当の金子佑司氏がつけてくれた題名は、...
読む

清水市代女流王将(当時)「酉年へ、ようこそ」

近代将棋1993年1月号、「酉年棋士、大集合!」より、清水市代女流王将(当時)の「酉年へ、ようこそ」より。 皆様、酉年へようこそ!『鳥雀枝の深きにあつまる』 心の豊かなる人間味のある人のところへは、自然に人が慕い集まってくる。(こういう人に...