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「羽生を起こすのは止めて下さい」

将棋世界2001年3月号、加藤昌彦さんの「あほんだら、アウトロー 〔いつか会えたなら 羽生善治五冠〕」より。 羽生と初めて会ったのは、2年に一度行われる奨励会東西合同の旅行だった。当時、羽生は13歳の少年で既に二段となっていて、大人顔負けの...
随筆

「棋士の特徴は、割り勘はめったになく、自分が金を払いたがることだろう」

将棋世界2001年6月号、山田史生さんの巻頭随筆「酒場にて」より。 若い時は自分の酒の適量が分からず、飲み過ぎて吐いたりしたことが何回かあった。分別がつくに従いそのようなこともなくなったのだが、最近は年と共に適量が減ってきていることに気づか...
観戦記

途中から急に猛烈に勝ち始めた研修会時代の藤井猛少年

将棋世界2001年2月号、田丸昇八段(当時)の第13期竜王戦七番勝負〔藤井猛竜王-羽生善治三冠〕第5局観戦記「背水の陣の羽生が棒銀策で一矢を報いる」より。 私は15年ほど前の昭和59年から60年にかけて、奨励会の予備校的機関にあたる「研修会...
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羽生善治四冠(当時)「街を歩いていても、名人戦のことが頭に浮かんでしまう」

将棋世界2001年1月号、毎日新聞の山村英樹さんの「羽生善治の軌跡 第1回」より。「羽生善治五冠について、リレー形式で連載するので、その第一回を書いていただきたい」と、編集部から依頼があった。羽生の足跡を綴る企画のトップバッターとしては、1...
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不倶戴天の敵

将棋世界1980年4月号、コラム「有吉・内藤ライバル物語り」より。「不倶戴天の敵」と衝撃的かつオーバーな見出しで内藤九段と有吉九段のライバル物語りが活字になった。 掲載したのは特ダネ最前線(日本文芸社刊)という雑誌の3月号である。目ざとい奨...