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最後まで読まないと誤解してしまう話

将棋世界2000年2月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 やはりこのときの話だが、豊川五段が棋譜の束を持って入って来て、壁ぎわに座った。 私が「中原対谷川戦はある?」と聞くと「あります」。「じゃそれを並べてよ」 豊川君がその棋...
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棋士による棋士の物真似

将棋世界1990年7月号、先崎学四段(当時)の第48期名人戦第3局現地レポート「敗因が分からない」より。 こんなことをしているうちに、問題の局面が近づいて来た。中原の決め手を与えない手厚い粘りに谷川が手を焼く。だが控え室の面々は、まだ事の重...
タイトル戦の食事

第64期王座戦第2局対局場「ウェスティン都ホテル京都」

羽生善治王座に糸谷哲郎八段が挑戦する王座戦、第2局は京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われる。→中継ウェスティン都ホテル京都は、2002年に新装オープンした京都の最高級ホテル。[ホテル内のレストラン]ウェスティン都ホテル京都のレストラ...
随筆

「未熟者めが」

将棋世界2000年5月号、内藤國雄九段の巻頭随筆「未熟者めが」より。「プロは本気を出さないにしても、わざと負けるような手は指さないよね」大山名人に二枚落ちで勝った丹波哲郎さん。皆に「負けてもらったんだ」と言われるのが癪の種で、そうではないと...
棋士のエピソード

屋敷伸之七段(当時)「あっヤバイよこれ」

将棋世界2000年5月号、加藤昌彦さんの「あほんだら、アウトロー 〔復活の光 屋敷伸之七段〕」より。 いつだったか屋敷邸で飲み会をした時のこと。忘れられない事件が私を襲った。仲間たちとすし、おでんを肴にドンチャン騒ぎをしていた時である。ビー...