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試練の控え室

将棋世界1999年10月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 夜になると、佐藤名人をはじめとして、熱心な棋士が続々とあらわれた。この暑いときに偉いものだ。 やがて、継ぎ盤が用意され、名人と中座四段が向かい合った。それを先崎七段、...
タイトル戦の食事

第87期棋聖戦第4局対局場「羽衣荘」

羽生善治棋聖に永瀬拓矢六段が挑戦する棋聖戦、第4局は島根県隠岐郡隠岐の島町の「羽衣荘」で行われる。→中継「羽衣荘」は、しまね故郷料理認証の宿。海を望む古代檜造りの大浴場と隠岐近海の魚介類にこだわった料理が自慢。海の向こうには島前が浮かび、夜...
棋士のエピソード

福崎文吾四段(当時)に起きたハプニング

将棋世界1980年5月号、テレビ東京の島田良夫さんの「第13回早指し選手権戦 米長王位の優勝まで」より。 第13回早指し選手権戦は、米長邦雄王位が三度目の優勝を遂げて幕を閉じた。そこで、この棋戦の経過を簡単に振り返りたい。 陽春4月、前期の...
観戦記

藤井猛竜王(当時)「振りペー」「丸ペー」

将棋世界1999年11月号、勝又清和五段(当時)の第12期竜王戦挑戦者決定戦三番勝負〔丸山忠久八段-鈴木大介五段〕第3局観戦記「鈴木大介、七番勝負に躍り出る!!」より。 鈴木元気流が暴れ回れるか、丸山激辛流が押さえ込めるかという三番勝負。 ...
棋士のエピソード

「羽生さんもやるんですか?」

将棋世界1999年12月号、大崎善生編集長(当時)の「編集部日記」より。10月13日(水)「羽生になろう!!」という新連載はどうだろうかと誰かが言い出した。「それはいい」 「しょうもない」とか「羽生にはなれない」とか言っている所に、御本人が...