棋士のエピソード

浦野真彦七段(当時)「ダメですよ、森内君をあんなに負かしちゃ」

近代将棋1999年7月号、故・池崎和記さんの「普段着の棋士たち 関西編」より。某月某日 森内-丸山の全日本プロ(決勝第2局)取材のため倉敷へ。 対局場は大山名人記念館と隣接した芸文館の和室。5年前に米長-羽生の名人戦があり、3年前には羽生-...
タイトル戦の食事

竜王戦第5局対局場「宇奈月温泉 延楽」

竜王戦第4局は富山県黒部市の「宇奈月温泉 延楽」で行われる。→中継「宇奈月温泉 延楽」は、昭和12年創業の、眺望自慢の部屋と渓流を望む露天風呂が人気の老舗旅館。 〔延楽の料理〕黒部市の名産は、ほたるいか、白えび、寒ブリ、ベニズワイガニ、深層...
読む

中井広恵女流名人・王位(当時)の嘆き

将棋世界1992年4月号、中井広恵女流名人・王位(当時)の第18期女流プロ名人位戦〔中井広恵女流王位-林葉直子女流名人〕第5局自戦記「大きな出産祝い」より。 妊娠してから、家に居ることがグッと多くなった。今までが跳びはねすぎだったのかもしれ...
将棋ペンクラブ

将棋ペンクラブがよろよろとしかけた時

河口俊彦七段、東公平さんなどのご尽力で将棋ペンクラブが発足したのが1987年11月27日。ちょうど26年前の今日。毎年書いているかもしれないが、発足した日は、鈴木環那女流二段が生まれて25日後、中村桃子女流初段が生まれる3日前、芹沢博文九段...
読む

郷田真隆四段(当時)の夢

将棋世界1992年1月号、奥山紅樹さんの「棋士に関する12章 『夢』」より。 郷田真隆(四段、20歳)の、昨年度(棋士1年生)の成績は40勝13敗、7割5分と驚異の勝率。てらいも無くサラリと言う。 「名人位・・・それは奨励会初段のころから意...