NHK将棋講座2024年3月号「渡辺明九段-佐藤天彦九段」観戦記

今日は、NHK将棋講座最新号の発売日。

◯表紙は、藤井聡太八冠のイラスト。

○講座「ようこそ!糸谷ワールドへ」の3月のテーマは、「衝撃!短手数決着局を詳解」。2011年のNHK杯戦、糸谷哲郎五段-丸山忠久九段戦、39手(NHK杯戦歴代最短手数)で糸谷五段が勝った一局を3回にわたり詳解。テキスト企画「印象に残るNHK杯戦厳選譜」では、糸谷哲郎五段-鈴木大介八段戦、糸谷哲郎五段-渡辺明竜王戦についても解説されています。(タイトル・段位は当時)
「舞台裏のカフェテラス」では、講座最終月を迎えての半年間の振り返りです。

◯後藤元気さんの「渋谷系日誌」は、将棋フォーカス講座のこと、NHK杯戦観戦記、観戦記のエピソードと棋譜解説のバランスのことなどについて書かれています。後藤さんが先輩記者から言われたという「棋士が指した将棋は棋譜として残る。それ以外のことは記者が残さなくてはいけない」は名言だと思います。

○段・級位認定 次の一手問題

○おたよりの広場

○女流棋士のよもやま話(第59回 上田初美女流四段)は、「初めての将棋大会」。
上田女流四段のお嬢さんが初めて将棋大会に出た時の心を打つ話です。

○「LPSA cafe Minerva」(第60回 蛸島彰子女流六段)は、「女流棋士50周年」。
6月16日に、日本将棋連盟女流棋士会とLPSA共催で行われる50周年記念イベントについて。

○「将棋記者のヒソヒソ話」は内田晶さんの「衝撃の一局と偉業の達成」。
昨年12月8日に通算1000勝を達成した丸山忠久九段について。丸山九段の言葉も載っています。

○「重箱のスミ」クイズ

○付録は「藤井聡太 NHK杯初優勝への軌跡(後編)」。藤井聡太NHK杯の2020年度以降のNHK杯戦全局全棋譜が掲載されています。トピックスとなる局面が次の一手形式で出題されています。

〔NHK杯戦観戦記〕

◯3回戦第3局 中村太地八段-菅井竜也八段
「相穴熊の激闘」 観戦記:津江章二さん

◯3回戦第4局 斎藤慎太郎八段-増田康宏七段
「はつらつとした好勝負」 観戦記:小暮克洋さん

◯3回戦第5局 渡辺明九段-佐藤天彦九段
「個性のあふれる振り飛車」 観戦記:私

◯3回戦第6局 羽生善治九段-永瀬拓矢九段
「初代達人の激闘譜」 観戦記:美馬和夫さん

◯3回戦第7局 久保利明九段-藤井聡太NHK杯
「不発に終わった積極策」 観戦記:内田晶さん

◯3回戦第8局 小森悠太五段-佐々木勇気八段
「東海発、渋谷にて」 観戦記:雨宮知典さん

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今月号には私が書いた観戦記(渡辺明九段-佐藤天彦九段戦)が掲載されています。
渡辺明九段の振り返り、佐藤天彦九段の向かい飛車についての考察、△5四歩を指した時の心理、対局前の控え室、収録後の感想戦の模様なども盛り込んでいます。

NHK将棋講座2024年3月号、ぜひご覧ください。

NHK 将棋講座 2024年 3月号 [雑誌] (NHKテキスト)