末席幹事

観戦記

「人がなすことに味があり、それを人が感じていけるものならば、機械がどのように進歩しても存在価値を失うものではないと思う」

将棋世界1996年3月号、中野隆義さんの第45期王将戦七番勝負第2局観戦記〔谷川浩司王将-羽生善治六冠〕「知りてなお行きし」より。 1月22日。王将戦第2局の取材へと向かう新幹線の車中にて思う。仮に、コンピュータが棋士を凌駕する時代が来たと...
読む

羽生善治六冠(当時)が佐藤康光前竜王(当時)に贈った花

将棋マガジン1996年3月号、米長邦雄九段の「さわやか流・米長邦雄のタイトル戦教室 王将戦は四人の総力戦だ」より。 いよいよ年が改まって、昨年の再現と相成った。羽生善治の七冠王が誕生するのか、それとも谷川浩司が王将の一冠を死守するのか。昨年...
将棋関連書籍Amazon売上TOP10

将棋関連書籍amazonベストセラーTOP30(2020年12月19日)

amazonでの将棋関連書籍ベストセラーTOP30。
棋士のエピソード

屋敷伸之六段(当時)「というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、とても書きたかったことなので、わがままと思いつつも書いてしまいました」

近代将棋1996年3月号、屋敷伸之六段(当時)の「本筋の序中盤戦」より。 昨年の年末、賞金王決定戦を見に行った。競艇のSG戦(タイトル戦のようなもの)の中でも一番賞金が高いレースで、優勝賞金はなんと6,000万円である。当然、選手達も血眼に...
棋士のエピソード

「勝率に一番悪いのは夫婦ゲンカです」

近代将棋1996年1月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。某月某日 谷川王将、Xさん(棋士。特に名を秘す)と夕食。週刊将棋に出ていた1994年度の「序盤4手パターンの勝率」が話題になる。 記事によると、例えば▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五...