末席幹事

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先崎学四段(当時)「あの…金立たれたら、投了しますが……」

将棋世界1989年9月号、青島たつひこ(鈴木宏彦)さんの「駒ゴマスクランブル」より。 まず二上-小倉戦。延々189手におよぶ激戦の末、結局二上九段が勝ったのだが、その終盤がとにかくすさまじかった。 午後5時、手数は160手を越え、二上九段の...
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「将棋が強いということだけで女性にもてた経験のある人いますか?」

将棋世界1989年11月号、青島たつひこ(鈴木宏彦)さんの「駒ゴマスクランブル」より。「ライターです。ちょっと専門的な」 初対面の女性に自分の職業を話すときはこう言うことにしている。決して格好をつけて相手の気を引こうとしているわけではない。...
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「大盤解説の会場をのぞくと、いつもの七分くらいしかお客さんがいない」

将棋世界1989年7月号、青島たつひこ(鈴木宏彦)さんの「駒ゴマスクランブル」より。 ゴールデンウイークが終わって久しぶりに将棋連盟に来てみると、いろいろ情勢が変化している。 5月10日、名人戦で谷川名人が3連勝。これはさすがに知っていたが...
棋士のエピソード

「羽生君が坊主になったよ」

将棋世界1989年8月号、青島たつひこ(鈴木宏彦)さんの「駒ゴマスクランブル」より。「羽生君が坊主になったよ」「一体どうしちゃったんだろう」「失恋でもしたんじゃないの」 そんな噂を6月の初めから聞いていたのだが、肝心の羽生になかなか会えない...
観戦記

先崎学四段(当時)「森内にとっての羽生は、昔は太陽であった。この世界、四段と初段は社長とヒラの様なものである。あまりの輝きと口惜しさでとても直視できない」

将棋世界1989年8月号、先崎学四段(当時)の第8回早指し新鋭戦(テレビ東京)決勝〔森内俊之四段-羽生善治五段〕観戦記「早指し世界一決定戦」より。「今一番強いのは誰かねえ」 ある日、将棋連盟の記者室に、うるさ型の若手棋士が数人集まり、この様...