末席幹事

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木村一基七段(当時)「先崎さんの表情はいいねえ」

将棋世界2005年8月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 残る一つの、高橋九段対先崎八段戦は、これも大熱戦だが、終始先崎八段が僅かにリードしていたようである。先崎八段の気合いの入りようは凄まじく、木村七段が控え室で「先崎さんの...
観戦記

「先崎君、この間、中原名人のボトルを飲んで”大山が飲みました”ってマジックで書いたのよ」

近代将棋1989年11月号、木屋太二さんの第12回若獅子戦準決勝〔先崎学四段-羽生善治六段〕観戦記「横歩取りの世界」より。 対局室に入ると感想戦が始まっていた。桐谷広人五段と小倉久史四段の勝ち抜き戦。この棋戦は持ち時間が各1時間だから、昼過...
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升田幸三実力制第四代名人「おっと、こんなこと教えちゃいかん。今ので実力四段が五段になってしまう」

将棋マガジン1987年5月号、「升田幸三、登場!!全日本プロトーナメント三番勝負〔中村修王将-大内延介九段〕を斬る 大内の腕力、勝りけん」より。記は中野隆義さん。〔第1局〕―序盤は、中村王将の居飛車対大内九段の中飛車というすべり出しとなりま...
絶妙手

「序盤のエジソン」を体現した田中寅彦八段(当時)の絶妙手

将棋世界1989年4月号、「B級1組順位戦」より。 勝った方が即昇級という大一番、田中寅-石田戦は、田中が得意の飛車先不突き矢倉から、アッと驚く新手を出して快勝した。 1図は、歩の交換こそ行われているものの、まだ駒組みの段階と思える局面だ。...
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「将棋界で”マッチ”といえば関西のハンサム棋士、浦野真彦六段を指す」

近代将棋1989年10月号、田辺忠幸さんの「将棋界 高みの見物」より。 ”マッチ”といっても、中森明菜の自殺未遂事件で男を下げた近藤真彦のことではない。将棋界で”マッチ”といえば関西のハンサム棋士、浦野真彦六段を指す。 このマッチの株が、こ...