末席幹事

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「何とでもなるんだから、いつやめたっていいんですよ」

将棋世界1988年5月号、五十嵐豊一九段の「現役引退の弁」より。 順位戦で6連敗を喫した日、私は現役からの引退を決意した。遅きに過ぎた決断だったようにも思う。 近年の惨憺たる私の成績が、目に余るものだったことは間違いない。「九段の権威を何と...
自戦記

森内俊之四段(当時)「二人ともまだ小学校4年生で、羽生五段は広島カープの帽子をかぶった小さな少年であった。外見はどうみても強そうには見えなかったが、将棋を指してみると、人は外見だけで判断してはいけない、と感じた」

将棋世界1988年12月号、森内俊之四段(当時)の第19回新人王戦三番勝負第1局〔対 羽生善治五段〕自戦記「甘さを痛感した一局」より。 10月5日、連盟の3階の手合課にいると、将棋世界の小泉さんが立ち寄ってきたので、原稿を頼まれるのではない...
将棋関連書籍Amazon売上TOP10

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詰将棋

若手棋士・詰将棋タイムトライアル成績表(1988年版)

将棋世界1988年4月号、青島たつひこ(鈴木宏彦)さんの「駒ゴマスクランブル」より。 編集部へ行く。と、うわさの天才・羽生四段が詰将棋を片っ端から解いている。何をやってるの、とのぞけば、今月号の付録「タイムトライアル112」に文字どおりタイ...
奨励会

香落ち上手・郷田定跡

将棋世界1988年7月号、駒野茂さんの「関東奨励会レポート」より。 色々な局面、例えば絶妙手、珍手、大悪手などが出た場面はないかと嗅ぎ回っていたら、ある局面に出くわした。1図がそれで、ここで岡崎初段は△3二飛と回ったと言うのだ。「何を考えて...