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藤井猛九段「注意書きをよく読んで、用法用量には充分御注意ください」

将棋世界2003年7月号、藤井猛九段の「藤井の実戦思考」より。  3ヵ月間自戦解説を通し、一見当たり前に思える一手の裏の、普段あまり語れない思考の中身を披露していきたい。正統的、表向きだけではない、実戦的裏技的考えも紹介したいと思う。 「5...
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「▲7六飛と浮いた形が仮面ライダーの様にカッコ良く思えて、いつも心の中で『トウッ、ライダー変身』と叫んでいました」

将棋世界2003年8月号、泉正樹七段(当時)の「一触即発 升田式石田流」より。  将棋を覚えた頃の強烈な印象は時が数十年経過しても脳裡に残っているもの。  昭和46年の大山-升田の名人戦に子供心にも感動し、升田式石田流に熱中し1年程で初段に...
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信じられないような逆転勝ち

将棋マガジン1985年2月号、青野照市八段(当時)の「プロの大局観 アマの大局観」より。  最後は札幌で行われた、小中学生選手権の決勝戦の棋譜です。屋敷伸之君は中学1年、後藤義広君は中学2年で、共に四段です。  このクラスになると、大局観も...
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禁断の▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲2四歩

将棋世界1982年8月号、大島映二四段(当時)の「定跡研究室」より。 初手からの指し手 ▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲2四歩△同歩▲同飛(指定局面図)  ▲2四歩△同歩▲同飛が成立するか、答えは否。  これは棋界の通説である。恐らくはこ...
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沼春雄六段(当時)「そして悪役が好きならば人柄の悪さ天下一品の……イヤ、やはりこれは名前を出しにくいですね」

将棋世界2001年9月号、沼春雄六段(当時)の「将棋再入門」より。  今月号ではあっという間に上達する方法をお教えしましょう…と言いたいところなのですが、申し訳ないことに、実はそんなものはないのです。  将棋の序盤は戦法が多く、中盤の戦い方...