棋士のエピソード

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神吉宏充五段(当時)と先崎学五段(当時)、22年前の「大丸別荘」での夜

将棋世界1991年7月号、先崎学五段(当時)の「公式棋戦の動き」より。 まったく神吉さんには恐れ入るばかりだ。 ―といっても将棋の事ではなく大喰いの話である。いやはや、前から薄々感づいていたが、それにしても凄いと思った。ハッキリいって、オド...
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福崎文吾王座(当時)の嘆き

将棋世界1992年11月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 事務所をのぞくと、1枚の棋譜が何気なく置いてある。見ると9月5日の羽生-桐山の棋聖戦。勝負は桐山九段の勝ちと書いてある。横にいた福崎王座と声をそろえて「あ、羽生...
棋士のエピソード

羽生善治竜王(当時)「うち下の子がもう2歳なんですよ。こんな赤ちゃんのときがあったのかなぁ。忘れちゃってるからなつかしいですよ」

月刊宝石2002年の何月号か、湯川恵子さんの「将棋・ワンダーランド」より。 羽生さんの肩書きが「五冠」だったのは名人と竜王以外の五つを保持していたからです。 棋聖位を失ってしばらくは四冠だった。暮れに竜王を奪還して五冠に戻ったが、名人と竜王...
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林葉直子女流名人・王将(当時)「大山先生ってば、ほんとうに可愛いんだわ」

将棋世界1991年10月号、林葉直子女流名人・王将(当時)のJT将棋日本シリーズ'91女流リレーエッセイ「30倍と50倍の仲」より。 フフフ。 大山先生ってば、ほんとうに可愛いんだわ。 なにがって? そりゃ、ぜんまい仕掛けのお人形さんのよう...
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井上慶太六段(当時)のカニカニ銀退治

将棋世界1992年1月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 最近勝率1位がちらついてきたのが井上六段。この日は児玉六段との対戦。 「この将棋、載せるからな」と言うと「へえ、載せてもらうのは嬉しいんですけど、あんまり変なこと...