将棋ペンクラブ会報発送日

昨日は、将棋ペンクラブ会報発送日。

皆いろいろと用事があり、集まれた幹事は6名。

湯川博士さんから新刊「落語うんちく事典」をいただく。

発送作業後、10/3の将棋ペンクラブ大賞贈呈式の段取りなどを打ち合せ散会。

アカシヤ書店の星野さん、Wさん、Oさんとも別件があり、湯川博士さん、恵子さんと3人で市ヶ谷で飲む。

面白い話、考えさせられる話、楽しみな話など色々出るが、ブログには書けないことばかり。

4時間以上飲んだのだと思う。

帰りの電車では寝てしまい、目が覚めた瞬間が私の降りるべき駅で電車が停車する直前。「寝過ごさなくてよかった」と思ったのだが、降りた電車は逆方向へ走り出していく。

結果OKだったが、夜に乗った電車に関しては人生3度目の寝過ごしをしてしまったことになる…  

将棋関連書籍ビーケーワン売上TOP10(9月6日)

今週もビーケーワンでの売上TOP10。 力戦系が上位。

マイコミ将棋BOOKS 2手目の革新 3二飛戦法 (マイコミ将棋ブックス)
価格:¥ 1,449(税込)
発売日:2008-08-26
マイコミ将棋BOOKS 楽しく勝つ!! 力戦振り飛車 (マイコミ将棋BOOKS)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2008-08-26
将棋の子 (講談社文庫)将棋の子 (講談社文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2003-05
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発売日:2008-08-20

よくわかる将棋入門 (ビッグ・コロタン 112)よくわかる将棋入門 (ビッグ・コロタン 112)
価格:¥ 893(税込)
発売日:2008-08
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発売日:2008-07
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価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2008-07

湯川博士さんの「落語うんちく事典」発売!!

湯川博士さんの「落語うんちく事典」(河出文庫)が発売されました。

湯川さんは、昨年の将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞を受賞した「大江戸将棋所伊藤宗印伝」執筆の際に調べた江戸時代の膨大な資料と、仏家シャベル」の名で自ら演じるほど大好きな落語を結び付けて、本書を世に贈りました。

実は私は1年前に、この本の基となる原稿を読ませていただきました。

私は、どちらかといえば落語には興味がなく、湯川さんの落語よりも湯川さんの普段の喋りのほうが数段面白いと思っている人間なのですが、そのような私が読んでも、とても面白く読める内容でした。

初めて知ることや、現代にも結び付く江戸時代の興味深い話が満載。

湯川さんは、本書の事前モニターとして、落語に興味を持っていない3名(女性2名と私)と落語好きな1名(湯川さんのお兄様)を選び、それぞれから感想を聞いています。皆とても面白いという感想でしたが、その時に出た参考意見をもとに更に加筆訂正されているとのことです。

落語好き、江戸時代好きの方にはもちろんのこと、そうではない方にもお勧めです。

9月9日にはこの本の出版と、湯川夫妻の結婚35周年を記念した演芸会催されます。出演は仏家シャベル、木村家べんご志、バトルロイヤル風間さん、プロの落語家など。


落語うんちく事典

税込価格: ¥756

[内容紹介]

落語の題材、登場人物、場所、行事、習慣など、そこに描かれるさまざまな事物・風俗の背景を50音順に項目別に並べて掘り下げる。江戸の社会の実際を隅々まで探る、民俗学風味のオリジナル読み物。

人間万事塞翁が馬(最終回)

気を取り直して第3戦。

川北さんは四間飛車。中盤での大胆な捌きが成功し圧勝パターン。

私は珍しく相中飛車。途中から飛車を左翼へ転回し、どうにか終盤優勢になったところ。

王様とは反対側の敵陣に深く潜り込んでいる馬の活用をどうしようと考えていると、隣から

「あっ、、それっ…」

「えっ、あじゃー、やっちゃった」

という声が聞こえてきた。

川北さんが二歩を打ってしまったのだった。

第2戦での私のトン死と全く同じような状況。相手は秒読み、こちらは持ち時間をたっぷり残しての必勝形。

「川北さんに、私の不運な指運をうつしてしまったかな」

と思いながら指した手が決め手となり、私は勝つことができた。

チームは4勝3敗で再び薄氷の勝利。

川北さんは残念がりながらも

「これだから人間同士の将棋は面白いんだよな。コンピュータならこうはいかないもんな」

確かに私もそう思う。第2戦でのトン死は、長い目で見れば良い思い出になりそうだ。

そして、この日最後の第4戦。

私は△3二金型向飛車。中盤まではうまく指せたが、相手のやや無理とも思える美濃囲いへのコビン攻めに対し「攻めきれるものなら攻めて来い」と意地を張ったのが大間違い。いいところなく負けてしまった。

川北さんは相振飛車。中盤の長い将棋だったが、終盤は川北さんが大駒3枚を自分のものとし、入玉も確定的だった。しかし途中から紛れはじめ、川北さんの迫力ある寄せが出たものの、この時に渡した角が原因となりトン死。

私「川北さん、今日はネタになることだらけじゃないですか」

川北「途中で方針変えたのがいけなかったんだよなー。徹底的に入玉狙っていれば良かったんだ」

これも、私の第2戦でのトン死に似た逆転のされかただ。私も受けきる方針を途中で変えて決めに行ったのが敗因だった

しかし、何はともあれ、チームは4勝3敗で三度の薄氷の勝利。

チームの通算成績は5勝3敗となった。

この日、川北さんは仕事の関係で打ち上げには参加できなかったが、チームメンバーから「川北さんは強い」という声が数多くあがっていた。

川北さんのホームページの日記っぽいところには、ナマ人間、ナマ将棋としてこの日のことが書かれている。

確かにナマ人間とナマ将棋は面白い。

人間万事塞翁が馬(2)

昼食はチーム全員、竹芝桟橋で。

ベンチに座っていると、餌を当てにして鳩や雀が至近距離までやってくる。

前回、スパゲティナポリタンサンドを買って失敗した私であるが、今回はハムカツサンドとソーセージサンドと牛乳というパターン。

川北さんは、幼少の頃、竹芝桟橋からよく舟に乗ったことがあったらしい。当時の面影を全く残していない竹芝桟橋を川北さんは感慨深げに歩いていた。

会場へ戻ってLPSA所属全女流棋士署名扇子を開けて見る。18名の棋士の署名。私は扇子を使わないのだが、少し小振りで使いやすそうだ。

川北「こういうのって、字が下手な人が物凄く目立つんだよな。…ん!? みんな上手い字だな」

第2戦

川北さんは、序盤での見落としから、生き地獄のような辛抱の将棋が続いている。しばらくして川北さんの投了。

私は石田流。居飛車穴熊を相手に中盤までうまく指せたのと、相手のミスから、終盤は私の圧勝形になった。

川北さんは感想戦が終わった後、私の将棋を観戦している。

対戦相手が、無理とも思える細い攻めで最後にアヤをつけてきた。私の残り時間は15分、相手は秒読み。はじめのうちは丁寧に受けていた私ではあったが、数手後、「これを普通に受ければ向こうは指し切りだが、今は2手スキだから大丈夫、決めに行こう」と思い必至をかけた。その間に1枚だけ銀を渡していた…あっという間の5手詰で私のトン死。ああぁぁぁ

相手の方が「申し訳ありません」と言われていたが、そんなことはなく、全て私が悪い。

受けようか決めに行こうという時にLPSA所属全女流棋士署名扇子を使っていれば、私の頭も冷えて勝てていただろう。

川北「いやー、あんな大差だったのに凄いトン死だったなあ、久々にあんなの見たよ」

私「肉体的にも目の前が真っ暗になりましたよ」

川北「やっぱり、自分の詰みには気がつかないものなんだなー」

私「あんまり友達無くすような手ばかりも指したくないし…」

川北「これだから人間同士の勝負って面白いんだよな」

チームは3勝4敗で負けた。更にトン死がこたえる。

さすが女性プロ棋士、「次の対局、その扇子使って、勝ってくださいねー」という船戸二段の言葉通りにしておけば良かった…何かが変わっていただろう。

つづく

将棋ペンクラブ末席幹事による将棋ペンクラブ非公認ブログ。近代将棋に連載していた「将棋ペンクラブログ」のネット版です。