棋士のエピソード

先崎学六段(当時)「彼は、一度だけ『自分の将棋はまだまだ甘すぎる。もっと強くなりたい』といってうつむいた。なんとも艶っぽい姿だな、と思った」

将棋世界1996年2月号、先崎学六段(当時)の「先崎学の気楽にいこう」より。 昨日からの続き。 12月某日―一日飛んで、帰る日である。僕は二日目の夜もラーメンを食べた。九州独特の替え玉をつかい、合計して二日間で4杯食べたことになる。さすがに...
棋士のエピソード

先崎学六段(当時)「僕は、挑戦者決定戦で佐藤康光君に負けた。直後は、ええいしばらく仕事はしないぞ。とくに竜王戦関係の仕事だけは受けてやんないぞ、と思ったが…」

将棋世界1996年2月号、先崎学六段(当時)の「先崎学の気楽にいこう」より。  11月某日―本誌の取材で、竜王戦を観に博多に行く。ご存知のように、僕は、挑戦者決定戦で佐藤康光君に負けた。直後は、ええいしばらく仕事はしないぞ。とくに竜王戦関係...
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「飯野さんはいつも相手の立場になって話をします。相手の人がどうしたら一番うれしいかと考えます」

将棋世界1996年2月号、弦巻勝さんの「気のおけない棋士の友達 飯野健二六段」より。  飯野さんはいつも相手の立場になって話をします。  相手の人がどうしたら一番うれしいかと考えます。  そして自分もその中に入って楽しめる人です。  彼と女...
将棋関連新刊書籍

2020年11月将棋関連新刊書籍

2020年11月の将棋関連新刊書籍。 〔12月以降の新刊〕
観戦記

先崎学六段(当時)「佐藤さんの将棋の質が色っぽくなりましたね、はっきりと」

将棋世界1996年2月号、先崎学六段(当時)解説の第8期竜王戦七番勝負第5局〔佐藤康光前竜王-羽生善治竜王〕観戦記「見えない手」より。記は野口健さん。  佐藤さんとの決勝の時に、僕はとにかく駒を勢いよく前に出すことだけを考えて指してみようと...