将棋雑文

栴檀は双葉より芳し(1)

寝る前に読んでいる5~10年前の将棋世界や近代将棋から。現在、大活躍している笠井友貴女流アマ名人や成田弥穂女子アマ王位は、6年前も大活躍していたという記事。===2003年近代将棋11月号「心を燃やせジュニアたちの熱い夏2003」より○第2...
振飛車党の古き良き時代

大野の三間飛車(1)後編

大野源一八段(当時)の三間飛車の名局、昨日の図からの続き。▲4四同歩△同銀▲2五歩△5五銀。▲同角以外は△6四角と出られて大変なので▲同角。以下、△同金▲2四歩△6四角▲2三歩成△4二飛。大野流は、飛車先を破られても、自分の駒が捌ければ良し...
振飛車党の古き良き時代

大野の三間飛車(1)前編

1963年A級順位戦、丸田祐三八段(先)-大野源一八段戦。「大野の振飛車」の最初に掲載されている一局。居飛車からの急戦に対し、大野流三間飛車が真っ向から反撃。これぞ三間飛車。▲4五歩からの急戦。以下△3五歩▲同歩△4五歩。△3五歩が三間飛車...
振飛車党の古き良き時代

振飛車名人 大野源一九段

私が将棋を覚えたのは小学3~4年の頃だが、はじめて本格的に将棋に熱中したのが中学2年の後半から中学を卒業するまで。将棋世界を毎号読んでいた。時期的には、升田幸三九段が、7局中5局を升田式石田流で闘った大山康晴名人との名人戦の直後から1年半の...
タイトル戦の食事

王位戦第1局対局場「水明館」

深浦康市王位と木村一基八段の間で戦われる王位戦第1局の対局場は岐阜県下呂市の「水明館」。→中継飛騨の山懐に抱かれ、清流飛騨川沿いに建つ水明館。三ヶ所の趣の異なる温泉大浴場の湯めぐりや地元産素材を取り入れた手作りの懐石料理、館内には多彩な施設...