観戦記

石田和雄八段(当時)「こっちへこい。こっちへこい」

将棋マガジン1992年6月号、朝日新聞の谷口牧夫さんの第10回全日本プロトーナメント決勝五番勝負〔羽生善治棋王-森下卓六段〕第1局~第3局観戦記「若い竜虎、しのぎを削る」より。 第1局(3月19日=東京・羽澤ガーデン)。この棋戦では恒例の対...
奨励会

「鈴木大介三段は、仲間内のつき合いが良く人気者だ。野月浩貴初段、田村康介三段と仲が良いようだが、勝負となると意地の張り合いになる」

将棋マガジン1992年8月号、「たかが奨励会 されど奨励会」より。鈴木大介三段昭和49年7月11日生まれ。61年6月に研究会より6級で編入。血液型A型。 彼は、仲間内のつき合いが良く、人気者だ。 野月初段、田村三段と仲が良いようだが、勝負と...
観戦記

羽生善治棋王(当時)「ガリガリいく」

将棋世界1992年6月号、朝日新聞の谷口牧夫さんの第10回全日本プロトーナメント決勝五番勝負〔羽生善治棋王-森下卓六段〕観戦記「羽生快勝、最終決戦へ」より。 羽生善治棋王VS森下卓六段。いまやトップ棋士と目される二人の棋士が激突した五番勝負...
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神吉宏充五段(当時)「南君がかわいそうや。みんな四冠王と棋王が悪い!」

近代将棋1992年5月号、池崎和記さんの「福島村日記」より。某月某日 A級順位戦最終戦を見に関西将棋会館へ。唯一の大阪対局、内藤-南戦は6時26分に、あっさり終了した。中盤はかなり難解な形勢だったが、内藤九段に見落としがあったらしく、その後...
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河口俊彦六段(当時)「ずいぶん昔の話だが、大山にも同じような事件が起こった」

将棋マガジン1992年1月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 勝負師の真価は、逆境にどう対処したかで決まる。 いささか旧聞になるが、琴錦の優勝は、その点で印象的だった。 大関候補と期待されていたとき、女性をめぐるスキャンダルが発生...