自戦記 深浦康市四段(当時)「1勝できた事は正直ほっとした。口の悪い奨励会員に『3連敗なら俺でもできる』と言われる心配がなくなったからである」 将棋世界1993年6月号、深浦康市四段(当時)の第11回全日本プロ将棋トーナメント決勝五番勝負第3局〔対 米長邦雄九段〕自戦記「和服の裾を踏む」より。 自分はかなり運がいい……… こう思ったのは準決勝の中村修七段戦が終わった直後である。... 2020.06.08 自戦記
読む 「羽生棋王、佐藤康六段、村山六段がクラス以上に強い、といってしまえばそれまでだが、この結果を見ても番狂わせと思われない現状の方がすごい。若手の勢いが実力者に位負けしない時代になったのだろう」 将棋世界1992年10月号、「第5期竜王戦」より。 竜王戦決勝トーナメント準々決勝で中原名人、米長九段、高橋九段という名人A級が枕を並べて討ち死にした。 一時代前には大先輩の前に座ると目がくらんで実力の半分も出せず、気がついたらボロボロ... 2020.04.24 読む
読む 「今ごろ、列車の中で熊本の女性は泣いているぜよ!」とからかわれてしまった羽生善治棋王(当時) 近代将棋1992年4月号、炬口勝弘さんの第17期棋王戦五番勝負〔羽生善治棋王-南芳一王将〕第1局余話「バレンタインデーの対決」より。 2月14日、棋王戦五番勝負第1局は、聖バレンタインデーに、千年の古都・京都の都ホテルで行われた。前日夕べ... 2020.03.30 読む