観戦記

谷川名人の弟弟子、と人から言われるのが何よりも嬉しかった井上慶太四段(当時)

近代将棋1984年11月号、池崎和記さんの第8回若獅子戦〔井上慶太四段-神吉宏充四段〕観戦記「関西流ケンカ将棋」より。 神吉宏充四段(内藤九段門下)と井上慶太四段(若松六段門下)は、師匠が同門(故藤内八段門下)のせいか兄弟弟子のように仲がい...
講座

油断一秒地獄絵図

将棋マガジン1991年1月号、泉正樹六段(当時)の「囲いの崩し方」より。 さて、本題に入る前に、勝つための重要な一つの要素を考えてみます。 当然のことながら、将棋は相手と一手ごとに指し進める訳ですから、なかなか思い通りには行きません。 講座...
講座

谷川浩司王位(当時)「だから、私の振り飛車はちょっと変わっているような気がする」

将棋マガジン1987年11月号、谷川浩司王位(当時)の「光速の周辺」より。 板谷八段との棋聖戦、私は飛車を振った。今期5局目の振り飛車である。 たまに、振り飛車を指すと、居飛車との感覚の違いに戸惑う面がある。しかし、反面、将棋がとても新鮮な...
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1987年の将棋界大予言

将棋マガジン1987年9月号、川口篤さん(河口俊彦六段・当時)の「対局日誌」より。 早いもので、昭和62年も半分を過ぎた。しかし、将棋界の62年はまだはじまったばかりである。 そこで今期の楽しみだが、第一はなんといっても新四段と、羽生がどれ...
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50年前は珍しくなかった棋士同士の喧嘩

将棋マガジン1991年2月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 将棋連盟は他の団体や会社とくらべて、時代に取り残されたといっていいほど変わっていないが、それでも20年前30年前とはずいぶん変わった。 たとえば、棋士同士のけんかがなく...