次の一手

誰も真似のできない「次の一手」

将棋マガジン1987年9月号、コラム「棋士達の話」より。 次の一手は難問もあるが大体棋士は分かるもの。しかし10年程前、故・花村九段の出題に分からないのがある、と若手達で話題になった。仕方なく次号の解説を見たところ「ここではすでに不利だが、...
棋士のエピソード

塚田正夫名誉十段「人さまのことに気がつかない性格だった。今、いろんな事に気づくようになった。将棋が弱くなった」

将棋マガジン1987年6月号、コラム「棋士達の話」より。 あたり前のことをあたり前に出来る者が強くなる要素です。と大山十五世名人はよく言う。あるタイトル戦の話。大山十五世は自分でワイシャツを洗い、麻雀をやりながら時々席を立ってシワが寄らない...
日記など

「将棋ペンクラブログ宮城」を新しく立ち上げました

今年の1月末に仙台へ引越した頃から、地元に特化した将棋のブログをこのブログとは別に作るかもしれない、という予感はあったのですが、やはり新しいブログを始めることにしました。新しい宮城県特化型のブログは「将棋ペンクラブログ宮城」。この将棋ペンク...
棋士のエピソード

棋士の二大趣味

将棋マガジン1987年3月号、コラム「棋士達の話」より。 囲碁を趣味とする棋士は多いが、人により強弱は天地ほどに差がある。強豪は大山、升田、丸田、米長、二上、芹沢、佐藤庄、河口、真部、土佐らが有名だが、その順位は不明。囲碁会などでは強者同士...
読む

「この日の光景などを目のあたりにすると、そんな薄っぺらな常識論を口にするのがはずかしくなってくる」

将棋マガジン1985年1月号、川口篤さん(河口俊彦六段・当時)の「対局日誌」より。 小堀は73歳。さすがに将棋はだいぶ弱くなったが、それでも全局、時間いっぱいまで頑張る。この人にとって、将棋を指すこと、それだけが生きがいなのだ。 この日も勝...