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「皆の頭に浮かぶ人物、口には出さねど”あの男”。そう、他に誰がいるというのか」……神と呼ばれた伝説の匿名ネット棋士

将棋世界2004年8月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 順位戦の季節が巡ってきた。 6月15日、C級1組1回戦。 私の相手は中田功六段である。 中田の将棋は軽快かつ、終盤を視野にいれた中盤の捌きに独特のものがあり、彼の三間飛車は...
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菅井竜也王位、斎藤慎太郎七段、佐々木勇気六段、高見泰地五段、佐々木大地四段が小学生時代に出場した2004年全国小学生倉敷王将戦

将棋世界2004年10月号、木村編集部員の「全国小学生 倉敷王将戦」より。 夏休み真っ最中の8月7日、岡山県にある倉敷市芸文館で、第3回全国小学生「倉敷王将戦」が開催された。倉敷市は大山十五世名人生誕の地、また倉敷市芸文館は女流棋戦である「...
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佐藤康光棋聖(当時)さえも思い浮かばなかった変わった手

将棋世界2004年9月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 さて、この日の対局室は年に一度か二度の、豪華な顔ぶれが並んだ。 B級1組順位戦の他に、特別対局室では、羽生王座対山崎五段の王位戦挑戦者決定戦。大広間の奥では、森内竜王・...
タイトル戦の食事

第30期竜王戦第5局対局場「指宿白水館」

渡辺明竜王に羽生善治棋聖が挑戦する竜王戦、第5局は鹿児島県指宿市の「指宿白水館」で行われる。→中継指宿白水館は、5万坪の敷地内に広がる庭園、江戸時代のお風呂を再現した「元禄風呂」、砂むし温泉、地元の食材を盛り込んだ会席料理などが特徴のホテル...
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「10年経てば分かる」「10年早い」

将棋世界2004年8月号、鈴木輝彦七段(当時)の「古くて新しいもの」より。 勝浦修九段の得意の科白は「10年早い」だ。Aクラスを張っていた30代の頃は20代の若手にいつも言っていた。勝浦さんも先輩にいわれてきたのだろう。 20代の棋士にも若...