タイトル戦の食事

第87期棋聖戦第1局対局場「ホテルニューアワジ」

羽生善治棋聖に永瀬拓矢六段が挑戦する棋聖戦、第1局は兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われる。→中継ホテルニューアワジは、淡路島に位置し、全客室より紀淡海峡から大阪湾を一望できる絶好のロケーション。ホテルニューアワジで棋聖戦が初めて行...
随筆

窪田義行七段の七つ道具のルーツ

将棋世界1995年4月号、窪田義行四段(当時)の「待ったが許されるならば……」より。 読者の皆様いかがお過ごしでしょうか。 私はかねがね健康管理と体力に多大な関心を置いていたのですが、最近になってタクシーに乗った折、運転手氏が「田中九段が、...
観戦記

青野照市九段「それは谷川の、今までに見たことのない表情だった。イヤ、異様な光景と言ってもよいかもしれない」

将棋世界1999年1月号、青野照市九段の第11期竜王戦七番勝負〔谷川浩司竜王-藤井猛七段〕第3局観戦記「悲観が過ぎたか」より。 それは谷川の、今までに見たことのない表情だった。イヤ、異様な光景と言ってもよいかもしれない。 9月14日、竜王戦...
読む

駒が片付けられた盤上をじっと見つめていた郷田真隆棋聖(当時)

将棋世界1999年1月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 B級1、2組の順位戦に加え、A級順位戦の羽生四冠対森内八段戦もあるという豪華メニューの日である。控え室も久しぶりに研究陣が厚く、にぎやかだった。ただ、残念ながらジョーク...
読む

素直さという素質

将棋世界1999年1月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 昔、師匠加藤治郎が伸びる者とそうでない者の違いについて、こういうことをいっておられた。先生は観戦記も書いていたから、局後の検討すなわち感想戦にも参加する。そうして時折御自分...