自戦記

谷川浩司名人(当時)「福崎さんの将棋と同じで、序盤・中盤がなく、ただ寄せが早いだけ」

将棋世界1984年1月号、谷川浩司名人(当時)の自戦記〔全日本プロトーナメント 対福崎文吾七段戦〕「久々の谷川流」より。 9月1日、名将戦で有吉九段に負け、4連敗を喫する。どうも、名人位を獲得してから不調である。 終わってから例の如く、脇五...
棋士のエピソード

戦慄のクリスマス居残り3人組

将棋世界1997年3月号、伊藤果七段の「詰将棋サロン解説」より。 昨年の暮れには、クリスマスも兼ねた忘年会を自宅で開きました。有り難いことに30名を超す賑やかさで、芸能関係では荒木一郎さん・立川志の輔さん・神田紅さん・及川恒平さん。作家では...
奨励会

阿部隆初段(当時)「フツーの映画館へ行きましょうやー」

将棋世界1984年6月号、神吉宏充四段(当時)の「関西奨励会の内奥に迫る 神吉宏充の突撃レポート」より。 2番手に登場してもらうのは、”感動少年”と同門の阿部隆初段である。 彼は関西奨励会初段陣では15歳と一番若く、有望株の一人である。彼も...
棋士のエピソード

不吉な冗談

今日はAとBの話。将棋世界1983年11月号、米長邦雄王将(当時)の近況報告より。 将棋J誌11月号に棋士の血液型の話が載っていた。なかなかおもしろいエピソードも語られていたが、私の血液型に関しては間違っている。 文中ではB型となっていたが...
棋士のエピソード

歌舞伎役者と思われた棋士、ブラジルから来てまだ日本語を上手く喋れない人と思われた棋士

将棋世界1997年11月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 吉本新喜劇の山田花子さんをご存知だろうか?とぼけた味でCMやテレビなどでバンバン活躍中だから、関西以外でも知っておられる方は多いだろうが、彼女のトボケは本当に地でや...