随筆

高橋健二(日本芸術院会員)「加藤一二三さんのこと」

将棋世界1989年11月号、日本芸術院会員の高橋健二さんの「加藤一二三さんのこと」より。一 加藤一二三さんについては忘れられないことがいくつかある。 もう20年くらいも前になろうか。加藤さんと朝日新聞の記者に伴われて、医学博士の春原千秋さん...
将棋関連書籍Amazon売上TOP10

将棋関連書籍amazonベストセラーTOP30(8月29日)

amazonでの将棋関連書籍ベストセラーTOP30。
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谷川浩司名人(当時)「歴史に刻まれるのは、その時のナンバーワンだけ。『惜しかったですね』の言葉は慰めに過ぎない」

将棋世界1989年11月号、谷川浩司名人(当時)の連載自戦記「復調のきっかけに」より。 何げなく将棋手帳を見ていて、ひどく腹を立てたことが数ヵ月前にあった。 プロ棋戦の記録の中の日本シリーズの項。59年度、第5回の優勝者は米長邦雄王将、そし...
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先崎学五段(当時)の一人旅

将棋世界1992年9月号、先崎学五段(当時)の「先チャンにおまかせ みちのく、夢の特券勝負」より。 6月26日の金曜日、一人でふらりと東北新幹線に乗った。お喋り好きで退屈を極度に嫌う僕にとって、連れなしで旅行をすることなど、対局の時以外は滅...
随筆

中原誠十六世名人「感想戦は一手一手丁寧にやるから、ほかの棋士の解説はうけないでね」

将棋世界1983年4月号、信濃桂さんの「感想戦の二次会」より。 観戦記者の役得というのだろうか。私たちは棋士と酒を飲む機会が多い。 2月14日に行われた米長棋王対田中(寅)六段の一戦は、王位戦のリーグ入り決勝だった。米長の矢倉中飛車で超急戦...