棋士のエピソード

谷川浩司名人(当時)の気概、塚田正夫名誉十段の気概

近代将棋1988年2月号、湯川博士さんの「書評エッセー」より、山本亨介さんの「将棋とっておきの話」がテーマ。 棋士とのつきあいを通して書いたものでは、塚田正夫と谷川浩司の、金銭感覚を描いたものが興味深かった。 塚田は酒好きで有名だが、割り勘...
将棋ペンクラブ

将棋ペンクラブが発足した日

近代将棋1988年2月号、河口俊彦六段(当時)の「プロ棋界最前線」より。 11月27日 将棋ペンクラブ発会式 正直なところ、どうなることかと心配していたが、案に相違して大盛会だった。最悪の日時にもかかわらず出席して下さった方々にただただ感謝...
棋士のエピソード

戦慄の三浦弘行研修会員(当時)

将棋世界1995年5月号、泉正樹六段(当時)の「公式棋戦の動き」より。棋王戦 三浦-小野戦といえば7年程前は研修会での生徒と先生の間柄。その頃の三浦は現在では考えられない”わんぱく坊主”であった。野獣幹事「小野さん、こんなタマが棋士になった...
自戦記

羽生善治四段(当時)の超ユニークな自戦記

近代将棋1988年2月号、羽生善治四段(当時)の連載自戦記(若きエース勝負の記録)「座談会」より。登場人物紹介A…アマチュア8級。まだ覚えて日が浅いため将棋界のしくみなどは全く知らない。B…アマチュア四段。将棋を覚えてから10年以上たつ。将...
随筆

「振袖を 将棋頭に むごいこと」

近代将棋1988年2月号、故・山川次彦八段の「将棋川柳と田辺聖子さん」より。 私と将棋川柳のおつきあいは長い。初段になりたての満20歳の頃、「本能寺、はしの歩をつくひまはなし」を読んで、なるほどなあ、と感心したのが初めである。 それから、ち...