棋士のエピソード

神吉宏充五段(当時)と先崎学五段(当時)、22年前の「大丸別荘」での夜

将棋世界1991年7月号、先崎学五段(当時)の「公式棋戦の動き」より。 まったく神吉さんには恐れ入るばかりだ。 ―といっても将棋の事ではなく大喰いの話である。いやはや、前から薄々感づいていたが、それにしても凄いと思った。ハッキリいって、オド...
日記など

竜王戦第3局対局場「二日市温泉 大丸別荘」

竜王戦第3局は福岡県筑紫野市の「二日市温泉 大丸別荘」で行われる。→中継「二日市温泉 大丸別荘」は、古くは万葉の詩人、大伴旅人や菅原道真も詩に詠んだという歴史を持つ二日市温泉にある、創業148年の由緒ある旅館。多くの皇族・国賓・各界著名人・...
読む

『兄弟子の秘密は何でも知っている』

将棋世界1997年9月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 桂三枝さん。大の将棋ファンでいつも仕事に遊びに仲良くして下さる師匠である。「ああ神吉さん、いらっしゃ~いオヨヨ!谷川さんやりましたなあ。竜王位と名人位の二冠王ですか。...
読む

井上慶太七段(当時)「ワシ、こんなん一回でええからやってみたかったんですわ」

将棋世界1997年1月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 11月17日は将棋の日。関西将棋会館は空前の賑わいをみせていた。「こんなにファンが来てくれたのは、初めてじゃないですか」。若手棋士は誰もがそう口を合わせる。黄金時代を...
読む

藤井猛四段(当時)「いや、少数派でありたいですね。いつもいつも相矢倉だ、では将棋ファンはうんざりでしょう」

1990年代前半、振り飛車党にとっての冬の時代に振り飛車復興の狼煙を上げた棋士たち。将棋世界1992年10月号、奥山紅樹さんの「棋士に関する12章 『少数派』」より。 藤井猛(21歳、四段)が飛車を振るようになったそもそもは、大内延介という...