棋士のエピソード

先崎学五段(当時)「さっき郷田に電話したんだけど、今から出てこいって言っても出てこねえんだよ。ヒドイ奴だ!」

将棋世界1992年8月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 「驚いたねえ」そう言って笑いながら先崎が歩き回っている。午後7時の再開から数分後の出来事だった。 何があったんだろうと、対局室を覗きに行くとすでに駒が片付けられて...
棋士のエピソード

過激な編集企画

将棋世界1992年1月号、先崎学五段(当時)の「先チャンにおまかせ」より。 それは突然のことだった。某月某日、とある酒場にて、本誌新編集長のヨシオ氏と飲んでいたときのことだった。 「先チャン、新年号から原稿書かない」 なかば予想していた言葉...
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森内俊之五段(当時)の「足して2で割る」

将棋世界1992年1月号、森内俊之五段(当時)の第22回新人王戦第2局〔森内俊之五段-森下卓六段〕自戦記「異次元の将棋」より。 10月28日、田中(寅)八段に惨敗して記者室でぼんやりしていると、関係者の方に、今度の新人王戦の開始時間を9時に...
日記など

王座戦第4局対局場「龍言」

王座戦第4局は、新潟県南魚沼市の「龍言」で行われる。→中継六日町温泉「龍言」は、上杉景勝・直江兼続ゆかりの坂戸山ふもとにある温泉旅館。越後の豪農屋敷や庄屋屋敷を移築してきた建物を使っており、大庭園は約4000坪の広さを誇る。 〔龍言の料理〕...
棋士のエピソード

棋士たちのナイトクラブ

将棋世界1992年1月号、神吉宏充五段(当時)の第4期竜王戦第1局〔谷川浩司竜王-森下卓六段〕の「竜王戦タイ随行記」より。 10月21日、つまりバンコクへ着いた最初の夜は、盛大な前夜祭。バンコクの都知事も出席されて、400人も集まった素晴ら...