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丸山忠久名人(当時)「……結婚してないので、詰ませたとは言えないですね」

月刊宝石2002年8月号、湯川恵子さんの「将棋・ワンダーランド」より。 もうじき第61期名人戦七番勝負がはじまる。森内八段を挑戦者に迎えて、丸山忠久名人の2度目の防衛戦だ。 2年前29才で初めて獲得したタイトルがビッグな名人位だった。一般フ...
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「こらっ!!何しとんねん」と言われた佐藤康光少年

将棋世界1991年5月号、佐藤康光五段(当時)の「待ったが許されるならば・・・・・・」より。 私は文章を書くことがはっきり言って好きではないし、書くと「文章がカタいね」とよく言われる。 理由ははっきりしている。読書量の欠如からくる感性のなさ...
観戦記

激辛感想戦

近代将棋1991年3月号、鈴木宏彦さんの第14回若獅子戦1回戦第2局〔小倉久史四段-丸山忠久四段〕「小倉の荒技、丸山包囲網を破る」より。 将棋連盟の手合係のところに棋士の個人成績表がある。平成二年度の棋士の成績を◯と●を付けて表にしたものだ...
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トビオ逝く

将棋世界1991年4月号、森信雄五段(当時)の「創作 次の一手 解答&解説」より。 古本屋で見つけた”日本の旅情”という本の中に、牧水の歩いた上州の暮坂峠が出ていたので、歩いてみました。 明治の頃に湯治客でにぎわい、今は忘れられた道のひとつ...
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団鬼六さんと行方尚史四段(当時)

近代将棋1994年11月号、故・団鬼六さんの「鬼六面白談義 麒麟と駑馬」より。 その大山夫人のうしろから、腹話術の正ちゃん人形みたいに私に向かってピョコンと顔をのぞかせたのは行方四段であった。 行方四段は大山名人の愛弟子である。大山先生に行...