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団鬼六さんと行方尚史四段(当時)

近代将棋1994年11月号、故・団鬼六さんの「鬼六面白談義 麒麟と駑馬」より。 その大山夫人のうしろから、腹話術の正ちゃん人形みたいに私に向かってピョコンと顔をのぞかせたのは行方四段であった。 行方四段は大山名人の愛弟子である。大山先生に行...
タイトル戦の食事

王位戦第5局対局場「渭水苑」

王位戦第5局は徳島市の「渭水苑」で行われる。→中継「渭水苑」は結婚式場のある料亭で、元は1977年に16億円の費用で建てられた邸宅だった。[渭水苑のランチメニュー]渭水苑の料理は本格懐石料理であり、ランチメニューの城山(2,800円)の例で...
棋士のエピソード

「若手棋士に聞く ボクが初段になるまで 森内俊之五段の巻」

将棋世界1991年3月号、「若手棋士に聞く ボクが初段になるまで 森内俊之五段の巻」より。 ―まずは将棋との出会いを聞かせてください。 「小学3年になった時、父が教えてくれました」 ―お父さんとは初めどんな手合いでしたか。 「それが・・・。...
随筆

「後でゆっくり切り刻んでやる。納屋に放りこんでおけ」

将棋世界1991年5月号、内藤國雄九段のエッセイ「名人」より。 映画や物語に出てくる主人公は容易なことでは殺られない。 端役はいとも簡単に消されてしまうが、主人公は絶体絶命のピンチに陥っても殺されることがない。 「後でゆっくり切り刻んでやる...
インタビュー・対談

中原誠十六世名人「え。誰でもやっているでしょう。こういうのは・・・」

近代将棋1994年1月号、「棋士インタビュー 中原誠前名人 自然流の研究と鍛錬」より。 大山さんはタイトルを獲るのは簡単だが、維持するのがたいへんで、それが出来て一番の人だ、とおっしゃっていた。 「そうですね。下から勝って獲りにいくのは、負...