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経営者が趣味を将棋から囲碁に乗りかえた時・・・

将棋世界1990年2月号、内藤國雄九段の「懸賞詰将棋&エッセイ」より。 森安秀光九段、パッとしない状態が続いている。  私も威張れたものではないのだが、心配になってあれこれ考える。  酒の飲み過ぎだ、と観戦記に書かれているのを見たが、彼がよ...
棋士のエピソード

久保利明四段(当時)の徹夜麻雀

将棋世界1993年9月号、鈴木輝彦七段(当時)の「対局室25時」より。  ところで、▲6八金引の長考中に桐谷さんが顔を見せたので、三日前の快挙を素直に申し上げた。  「大型新人の久保君に勝ったんですね」と言うと「そうなんだ。三段リーグに入っ...
随筆

人懐っこい屋敷伸之棋聖(当時)

近代将棋1997年10月号、故・団鬼六さんの鬼六面白談義「棋聖戦、終わりぬ」より。  棋聖戦の場合は前夜祭という派手なものはなく、関係者一同の会食会とか、控え室でくつろぎと歓談会みたいなものがあるだけだったが、私はそんなものには出席せず、円...
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野獣流の名言

将棋世界1993年4月号、武者野勝巳五段(当時)のC級1組順位戦ラス前「佐藤康、余裕の昇級」より。C1というクラス   対局室にファンの観戦入場があったときに、あわてて座り直してネクタイを整える姿を思い出すと笑ってしまうが、一方でプロ棋士が...
棋士のエピソード

月下の棋士・・・

将棋世界1993年11月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時(大阪)」より。  ところでこの棋士室には、対局中の棋士が相手の手番になると、ふらりと現れることがある。  その間に相手が指すと、記録係が呼びに来る。  「◯◯先生、指されまし...