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ストイックな五冠王

昨日の名人戦第1局は、森内俊之名人が勝った。本当に力の入った名勝負。森内名人は連敗が続いていたが、厄年には何か悪いことがあった方が自然だ。森内名人の厄は11連敗に放出されて、厄から抜け出したのではないかと思う。羽生二冠は、昨年の名人と王座の...
インタビュー・対談

「朝は自炊。ご飯も自分で炊きます」

将棋マガジン1993年11月号、鈴木宏彦さんの「青年五冠王に聞く」より。―プライベートなこともうかがいましょう。英会話も習っているとか。羽生 いま夏休み中ですが、半年くらい学校に通いました。上達はあまり。高校の頃に勉強をさぼったのが、響いて...
インタビュー・対談

羽生善治五冠(当時)が語る、各トップ棋士の印象

将棋マガジン1993年11月号、鈴木宏彦さんの「青年五冠王に聞く」より。 次は四年前の将棋世界、僕のインタビューを再現。当時の羽生は十八歳・五段。前期公式戦で64勝16敗という成績をあげて初めての将棋大賞を獲得。初タイトル(竜王)を獲得する...
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内に動、外に静の名人戦 第1局「椿山荘」

将棋マガジン1988年5月号、中野英伴さんの写真エッセイ「レンズの向こうの棋士達 中原誠名人の巻」より。 名人を失った瞬間の名人は、悲しみをじっとこらえて動かなかった。体の中に渦巻く怒りと悔しさ、切なさとむなしさ、複雑な感情を人間味豊かな名...
インタビュー・対談

十六歳の羽生四段、二十二歳の羽生五冠

将棋マガジン1993年11月号、鈴木宏彦さんの「青年五冠王に聞く」より。 4-0。羽生-郷田の同期対決は羽生の圧勝に終わった。先の棋聖戦に続いて王位戦も制した羽生のタイトル数は、ついに五。大山康晴、中原誠以来、史上三人目の五冠王の誕生である...