将棋ペンクラブ交流会3次会の話。
2次会も終わり、皆かなりのほろ酔い加減。一般的には普通の酔っ払いともいう。このとき、2次会で少し睡眠をとっていた湯川博士さんが復活し「中野へ行こう」ということになる。千駄ヶ谷の北西の方角に住む湯川夫妻、私、そして新聞系女性ライターのOさん4名の面子。
「中野へ行こう」というのは合言葉のようなもので「中野のトリスバー ブリックへ行こう」という意味。中野のブリックは、落ち着いた雰囲気で飲めて、しかも安い。昭和30年代に酒を飲みにいったことはないが、昭和30年代の雰囲気の店だ。
将棋ペンクラブの幹事会がある日などは、1次会が千駄ヶ谷「みろく庵」、2次会が中野「ブリック」というコースがほぼ定跡化されている。
さて、ブリック。
飲み物はホワイトの濃い目の水割り、つまみは名物「グリルドサンド」。
今年の8月頃に出版される湯川博士さん著「落語うんちく事典」(河出文庫)の話で盛り上がる。私もOさんもこの本の事前モニターだった。Oさんは湯川夫妻とは紙芝居仲間(カエルの会)で、髪型も含め、昭和50年代の良い意味での女子大生的な雰囲気を濃厚に持ち続けている女性だ。今年の2月には、バトルロイヤル風間さんのコントの相方のMISAKOさん(やはり交流会、2次会等に参加されている)と二人でコントをやってしまっている。
途中、湯川恵子さんの携帯に、ある方が亡くなったという報せが入る。
一同、しんみりとする。熟年とはいえ、まだ若い。将棋界には間接的にかかわりのある方だ。
今年は田辺忠孝さん、井口昭夫さんと将棋ペンクラブに縁の深い方が亡くなられている。昨年の真部九段以来、小野八段、広津九段、、、続いてしまうものだ…