4年前の今日、7月11日に原田泰夫九段が亡くなられた。
将棋ペンクラブには、師匠である加藤治郎初代名誉会長のあとを受けて 1989年に名誉会長に就任。以後、15年の長きにわたって将棋ペンクラブを支えていただいた。
将棋ペンクラブ大賞最終選考会や幹事新年会も原田邸で開かれていた。
将棋ペンクラブ監査役であり、原田九段とも縁が深い春原千秋氏が会報に書かれた追悼文の中から文章をお借りすると「新年会は奥様の心遣いのお料理が盛り沢山で、酒を飲み談論風発、将棋や碁に興ずる者あり、原田節もたっぷりの楽しい集まりであった」
最終選考会の日は、選考会の最中は自室で書き物、選考会が終了すると原田九段が自室から出てこられ打ち上げの宴席となる。
私は1997年の新年会からの参加であるが、はじめて原田邸にお邪魔したときは「あっ、本物の原田九段だ」と感動してしまったものである。
つづく