バトルロイヤル風間さんと10時間飲む(1)

9月20日(土)12:00

バトルロイヤル風間さんと中野駅で待ち合わせる。8月に梅屋敷で飲んだときに「次は西落合」と決めていた。いわゆる「降りたことのない駅で飲む」シリーズ第二弾。西落合は西武線の新井薬師駅から徒歩10分くらいのところ。私にとっては馴染みのある場所だが、バトルさんにとってはほとんどはじめての場所。なぜ新井薬師駅ではなく中野駅で待ち合わせたかというと、お互い中野駅のほうが便利だったから。

中野から歩く。西落合までは25分。

「バトルさん、西落合に歩いて行くには2つのコースがあります。中野通りを真っ直ぐ行くと、途中に『北の国から』で純が働いていたガソリンスタンドもありますが、どうしましょう」

「『北の国から』みてなかったから、どっちでもいい」

ということで、新井薬師商店街を通るコースに。

西落合には、私のお勧めの店「香港」がある。土曜日は14:00までが営業時間なので、このような早い時間からの待ち合わせとなった。

「香港」は洋食レストラン。ここは感動的な店だ。以下、店の特徴をあげてみる。

・店内は畳敷き

・店主はリキパレスだったか力道山道場でコックをしていた経歴があり、店内には昭和30~40年代のプロレスの写真が飾られている。また、開店時にアントニオ猪木から贈られた、時計付きサイン入り猪木大型パネルもある。新日本プロレスからの表彰状も以前は飾られていた。

・料理はボリュームが多く、値段は極めて良心的。イメージ的には、普通の店で1500円しそうな料理が950円、普通の店で850円しそうな料理が600円という感じ。

・たとえばポークソテー。肉の厚さは2cm以上、重さは250g以上あるかもしれない。濃厚なソースがかかっている。付け合せは多量のポテトフライと握り拳大のナポリタン。ライスと味噌汁とサラダがついて950円。体力のあるときでないと完食は難しい。

サーロインステーキも、サービスセットになっているときはほぼ同様。(肉は200gくらいかも)

・大型カツが乗ったカツカレーは600円。ボリューム満点。

・低カロリーとかダイエットとか健康が叫ばれるこの時代に、そのようなことを全く無視しているかのような、昔ながらの料理。プロレスラー向けの料理がそのまま出てくるといった感じがとてもいい。当然、味もいい。

このような「香港」にバトルさんと私は向かった。

つづく