雨の藤沢に憧れの同級生を

6月2日の記事で書いた、大学時代の恩師のお通夜へ行った。

同じ卒業研究だった同級生(私を含む男3名、女性2名)と藤沢駅で待ち合わせをして、会場へと向かう。

男性のうち一人は半年前、もう一人は8年前、二人の女性とは15年ほど前に会ったきり。

男性二人はどうでもいいのだが、女性の二人は学生時代とほとんどイメージが変わっていない。

特に女性のうちの一人は、私が大学へ入学したての頃、心の中で憧れていた子。

「老け込んでいたらどうしよう」という心配をしていたが、全くといっていいほど変わっていなかった。

それどころか、喪服姿を見て「なかなか…」と見とれてしまいたくなるくらいの美しさ。

もともと穏やかで人柄もよく皆に好かれ、かといってキャピキャピしているのではなく、若い頃から大人の落ち着きを持った女性だった。薔薇ではなく桜の美しさ。原田泰夫九段が見たなら「天女」というだろう。

私にとって彼女は、永遠の「憧れの同級生」だ。

それはともかく、お通夜には教え子や大学関係者など沢山の人が訪れていた。

焼香をすませ、小ホールへ。昔の数々の写真、先生の著作、愛用していた碁盤と碁石、囲碁の免状などが展示されている。

享年79歳とはいえ、もう少し長生きしていてほしかった。

昔のことを思い出しつつ、同級生5人で駅前の居酒屋へ。

あっという間に時間は経って22時過ぎに。

同級生と飲むのもいいものだなと、つくづく感じた。

今の年齢になったから、なおのことそう思うのかもしれない。

ちなみに、このブログをやっていることは同級生には話していない。