バトルロイヤル風間さんと10時間飲む(最終回)

バトルロイヤル風間さんから次のようなコメントが寄せられた。

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あのお、あんまりい、適当に、お願いしますよ、ああた、アルコール上の話なんですから、んもう。

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昨日書いた、4メートルは離れているカウンターの対面に座っている女性を見て「えっ、何ということだ・・・」の後に起きることを、バトルさんは気にされているのだろう。「んもう。」という言葉がなかなかいい。

4メートル離れているカウンターの対面に座っている女性は、バトルさんのコントのファンである「町屋の美人姉妹」のお姉さん。湯川博士さんの「落語うんちく事典出版記念寄席」にも来られていたということだ。千葉県にお住まいということなので、土曜日の西荻窪で遭遇する確率は宝くじで10万円が当るくらいの、滅多にないことになる。バトルさんが驚くのも無理はない。

しかし、ここからが9時間以上酒を飲み続けている酔っ払いの面目躍如。「町屋の美人姉妹」のお姉さんとは、このブログで私が9月11日に書いた記事に出てくる「久々に若い女性に占いをやってしまった」という若い女性なのである。私はバトルさんに教えてもらうまで、そのことに気がつかなかった。生焼けの酔っ払いとは恐ろしいもので、目と頭が鈍くなるのかもしれない。

バトルさんはバトルさんで、彼女と一緒に来ている人が男性に見えたので、声をかけるのを遠慮していた。しかし、私から見ると一緒に来ている人はどう見ても女性。可愛い感じ、ボーイッシュな感じではない。

そうこうしているうちに「町屋の美人姉妹のお姉さん」が、こちらの席へ挨拶に来てくれた。5分ほど和やかに話して彼女は席へ戻っていった。

「とても礼儀正しい人だよね。男性と一緒に来ているんだから、そんな気を使わなくていいのに」

「バトルさん、でも彼女と一緒に来ているのは女性ですよ」

「ええっ、男性だよー」

バトルさんも、私と同じ生焼けの酔っ払い。

さすがに飲み始めて10時間、夜も更けてきたので店を出ることにした。帰り際、「町屋の美人姉妹のお姉さん」の席へ挨拶に行ったときに、バトルさんは彼女の連れの人が女性であったことを知る。

西荻窪の駅へ向かう途中「女性二人だったのなら、はじめから一緒に飲んでいたよなー」とバトルさん。

このブログをご覧いただいている皆様。私とバトルさんが味わったような、体は酔っ払っていないけど頭は酔っ払うという「生焼けの酔っ払い」を味わってみたいという方がいらしゃれば、西落合「香港」の料理で胃壁に防護膜を作り、西落合「サイゼリヤ」でマグナム1.5リットルを飲み、その後、どこでも構わないのですが、居酒屋2軒に行くと、同じような状態になれると思います。「香港」の料理のおかげで、二日酔いにはなりません