会報の原稿書きも終わり、時間に余裕ができたので、まだ見れてなかった、竜王戦中継「棋譜plus」を味わってみた。
これがなかなか、とても面白い。
当初の狙いは初級者向けだったのだろうが、中級者が最も楽しめる内容のような感じがする。
変化のある局面で枝分かれして、それぞれかなり先まで進む。枝分かれの枝分かれがあったら気が狂いそうになってしまうが、画期的な試みだと思う。しかし、枝分かれの分、入力や解説の負荷が膨大になって、中継記者の方たちのご苦労は大変なものだろう。
お仕事ブログの「棋譜plusのことなど」にも『やっているうちに「タイトル戦の内容を誰にでもわかるように説明するのは無理だ」と感じたのは確かです。後日ならともかく、作業量と時間の制約が厳しい現場では不可能だなと。なので、途中から「わかりにくい表現にできるだけ説明を加える」という方向に切り替えました。』と書かれているが、現段階では100点満点だと思う。
中級者が楽しめる(と決め付けてはいけないが)棋譜plusを確立していくなかで、初級者向けの棋譜plusのあり方・方向性をじっくりと模索していけば良いのではないだろうか。
ともかくも、新しい試みは素晴らしいことだ。