棋士列伝―ボードゲーム7種の会(最終回)

時刻は15:00。この頃、次々と将棋界の面々がやってきた。

将棋のイベントではなく、プライベートでの参加でもあるので、実名は特に記さないが、将棋界からの参加者は

・18世名人の資格を持つM九段

・竜王の師匠であり、中国象棋フェデレーションマスター(ノンチャイニーズ世界チャンピオン)でもあるS七段

片上大輔五段(ブログで当日の様子を書かれている)

・LPSA代表理事ご夫妻

・将棋ブースの北尾まどか初段、藤田麻衣子1級

という豪華メンバー。

ブログによると、ごとげんさんも来られていたようだ。ごとげんさんとは直接お会いしたことはないのだが、いずれ次の何かの機会でお会いすることになるのだろう。

M九段は、はじめCACOMO、そのあとはバックギャモンを世界選手権ダブルスチャンピオンである下平憲治氏と対戦していた。

バックギャモンを少し近くから見ていたのだが、M九段が長考している後姿を見て、まわりの空気の密度が濃縮されたような強いオーラを感じた。鈍感な私が見てもそう感じるのだから、とても凄いことなのだと思う。

S七段は、社会人リーグのときと同様、ニコニコしながら観戦している。微笑ましい。

片上大輔五段はラミィキューブを熱心にやっている。ラミィキューブは手の展開、残り牌の推定などプロ棋士向きのゲームだと思う。片上五段はラミィキューブに興味を持った初めてのプロ棋士かもしれない。今後がすごく楽しみだ。

LPSA代表理事、、ええい、面倒なので中井広恵六段。GSP育成機関「中井塾」夏合宿からの帰途、直接南青山に来られたのだろう。

LPSAブースの北尾、藤田両氏への陣中見舞いとともに、CACOMOも楽しむ。

途中でご夫妻は帰られたが、中井広恵六段を見てつくづく思った。

「前よりも、更にもの凄く綺麗で魅力的になったな」

中井広恵六段とは2005年の将棋ペンクラブ会報での対談や、同じ年の将棋ペンクラブ大賞の贈呈式でお会いしているのだが、その時の魅力度を120%とすると、今回は250%。LPSAを立ち上げられたときの苦労は並大抵ではなかっただろうが、それが徐々に結実し、中井広恵六段の表情には魅力と奥深さが更に加わった。

この日は素敵な女性を、囲碁、将棋界とも沢山見ることができた。

参加者も皆楽しんでいた。

とても心が豊かになれたような感じがした。