昨日の朝日杯将棋オープン戦は、熱戦が6局。
(東京)
丸山忠久九段-島朗九段
藤井猛九段-宮田敦史五段
→丸山忠久九段-藤井猛九段
(大阪)
谷川浩司九段-平藤眞吾六段
福崎文吾九段-阿部隆八段
→谷川浩司九段-阿部隆八段
このうちの一局の中継だけでも見所満載なのに6局もという超豪華版。
丸山忠久九段-島朗九段戦では、丸山九段の石田流という滅多に見ることができない戦型。
藤井猛九段-宮田敦史五段戦は、スリル満点の相振飛車。振飛車党にとても喜ばれる内容だと思う。
谷川浩司九段-平藤眞吾六段戦は、谷川九段の地下鉄飛車模様と光速の寄せ。
福崎文吾九段-阿部隆八段戦は、福崎九段の乱戦袖飛車模様。
仲のよい兄弟弟子対決なので、感想戦は面白い展開になる。中継は次の描写で締めくくられている。
『12時36分に感想戦は終了。福崎は明るく「じゃぁ、次も頑張ってください!」。感想戦を見に来ていた谷川九段が思わず吹き出した。さらに福崎は「次の相手は強いぞぉーっ」。阿部も谷川も、笑うしかなかった 』
(→中継ページ)
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今日の中継は、次の3局。
井上慶太八段-豊島将之五段
杉本昌隆七段-糸谷哲郎五段
上記対局の勝者同士
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それにしても、朝日杯将棋オープン戦の中継記者の方々は大変だと思う。
- 短時間での棋譜・コメント入力
- 記録係の隣での中継なので、控室でのプロ棋士のコメントが聞けない。自分の頭の中だけで手の解説をしなければならない。
- キーボードを打つ音など、対局中の棋士に気を使ってしまう。
このような条件下での見事な中継。プロの技だと感じさせられる。