深いドラマ

今週の週刊将棋の、バトルロイヤル風間さん「オレたち将棋ん族」は、マイナビ女子オープンチャレンジマッチでの鹿野圭生女流初段がネタになっている。(鹿野圭生女流初段は2勝後1敗、その後の敗者復活で2連勝して予選進出決定)

1コマ目から4コマ目まで、バトルさん・里見香奈女流二冠のお父様・鹿野圭生女流初段の3人が出ずっぱり。

1コマ目だけ、里見咲紀アマ(里見香奈女流二冠の妹さん)が台詞なしで登場する。

鹿野圭生女流初段はオチのネタにされているが、このマンガが描かれた背景には、深いドラマが存在している。

バトルさんは5月22日のマイナビ女子オープンチャレンジマッチの3回戦まで観戦していた。

その時の模様がバトルさんのブログに書かれている。

いつもの軽妙な雰囲気のバトルさんのブログが、この日は沢木耕太郎風と言えばいいのか、世話物風と言えばいいのか、かなりテイストが違う。

それほどチャレンジマッチの雰囲気というか会場のオーラが壮絶を超えるものであったことを表している。

ブログ記事の終盤の入り口で、バトルさんは鹿野圭生女流初段について次のように書いている。

美人で気さくでいいなあとは思っていましたが、この戦いを見てファンになりました。

わたしも20数年、

プロの将棋を見続けております。

壮絶な戦いも数々ありました。

(以下略)

バトルさんの迫真のブログ記事(特に後半)、ぜひとも全文ご覧いただきたい。

5月22日(土)チャレンジマッチ

週刊将棋の4コマ漫画ではネタ的に鹿野圭生女流初段が「いたぶられ役」だが、バトルさんが好感の裏返しで描いていることがよくわかる。

(今週の週刊将棋もぜひ合わせてご覧ください)