日本将棋連盟女流棋士会「駒桜」のサイトの各女流棋士のプロフィール欄に書かれている「行きつけ・おすすめの店」探訪。
第13回目は岩根忍女流二段 。
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岩根忍女流二段の行きつけ・おすすめの店
→パン屋さん 蕎麦屋さん お魚屋さん(水戸が多いです)
岩根忍女流二段は現在水戸に在住している。
今日は水戸の名物料理に迫ってみたい。
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茨城県の名物といえば、まずはあんこう鍋。
あんこうは、「七つ道具」と呼ばれる、柳肉(身肉、頬肉)、皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣)、えら、トモ(ヒレ)が食用とされ、この「七つ道具」と野菜を味噌味または醤油味で調理するのがあんこう鍋。
あんこうは高級魚として、西の「ふぐ」とともに珍重されている。
あんこう鍋は、好きな人は大好きだと思う。
そうではない人はそうでもない。
私は1993年に一度だけあんこう鍋を食べる機会があったが、個人的には得意パターンではなかったようだ。
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そして、水戸名産の納豆。
納豆も好きな人は大好きだし、苦手な人は大の苦手という食べ物。
納豆は、「醤油を入れる前にかき回す派」と「醤油を入れた後にかき回す派」に分かれる。
納豆通の人は前者が多いという。
私は後者だ。
納豆は嫌いではないが、大好きでもない。ご飯にかけて食べてみようかとたまに思うくらいである。
納豆に醤油を入れてから、納豆がほぐれる程度しかかき回さず、最後に大量のきざみネギと多めの辛子を入れて少しかき混ぜる。
そうすると、あまり糸を引かずに食べやすい。
全く消極的な納豆の食べ方である。
納豆通の人は逆に粘りを大事にする。
「納豆を一万回混ぜる」の記事によると、高名な北大路魯山人による納豆作法「魯山人納豆」というものがあるらしい。
手順は次のとおり。
- まず、そのまま305回混ぜる
- 醤油投入
- さらに119回混ぜる
- 薬味と辛子を入れる
魯山人納豆が写真入りで紹介されている。
また、一万回混ぜた納豆も紹介されている……。
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水戸では最近、「ねばり丼」が流行っているという。
「ねばり丼」は店によってレシピが異なるが、基本的には「納豆+ほかの粘りのある複数の食材」の丼。
一例としては、納豆、めかぶ、オクラ、とろろなど。
通の人にはたまらない丼だと思う。
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そして、茨城県の名物そばは、「つけけんちんそば」。
つけけんちんそばは、温かいけんちん汁にそばを浸して食べる郷土料理。
けんちん汁ファンには、大いに喜ばれる蕎麦だろう。
私は、、里芋や大きなニンジンが得意ではないので、難しそうだ。
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どうも今回は、たまたま私が苦手な料理が集中してしまったようだ。
ここまで来てしまったら、私が大の苦手としている宮城県名物「ホヤ」についても書いてみたい。
ホヤほど好き嫌われが激しい食べ物はなかなかないと思う。
あの独特な磯の香りと味を絶賛する人もいれば、その反対の人もいる。
ホヤは親が食べていたので子供の頃から知っていたが、一生ホヤは食べまいと子供の頃から思っていた。
人が食べるのは構わないが、自分では絶対にあのような気味の悪いモノは食べたくないと。
酢の物になることが多く、ホヤとキュウリの相性は抜群と言われている。
キュウリ嫌いの私にしてみれば、ホヤとキュウリの酢の物は、二枚竜に追いかけられる以上に恐ろしい食べ物だ。