2012-11

棋士のエピソード

「僕の対局には、記録係がなかなかつかなくてね」

将棋マガジン1988年10月号、「公式棋戦の動き」より。〔全日本プロトーナメント〕延々 何と17時間 本棋戦の持ち時間は3時間。したがって、夕食前に決着がつくのが相場だが、7月27日に行われた長谷部-森内戦は、すさまじい延長戦だった。 まず...
棋士のエピソード

森下卓六段(当時)の絶大な信用力

将棋マガジン1990年1月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 夕食の時間になったので、外へ出ようとしたら、入口で、女流棋士4人と若手棋士4人のグループが、10mぐらいの間隔を置いて、それぞれ相談している。これからどうしようというわ...
自戦記

深浦康市七段(当時)「音無神社と言えば音無流、これはもう角換わりしかない」

将棋世界2003年7月号、「経験が生きた優勝」より。第21回朝日オープン将棋選手権(深浦康市七段-堀口一史座朝日)の深浦七段(当時)による自戦解説。―第2局で快勝した相掛かりでなく、角換わりを採用した理由は?深浦 実は、対局場のわかつき別邸...
タイトル戦の食事

竜王戦第5局対局場「龍言」

竜王戦第4局は新潟県南魚沼市の「龍言」で行われる。→中継越後湯沢の奥座敷に位置する六日町温泉「龍言」は、上杉景勝・直江兼続ゆかりの坂戸山ふもとにある温泉旅館。越後の豪農屋敷や庄屋屋敷を移築してきた建物を使っており、約4000坪の大庭園では四...
将棋ペンクラブ

将棋ペンクラブ裏話

河口俊彦六段(当時)や東公平さんの尽力により、将棋ペンクラブが発足されたのが1987年11月27日。ちょうど25年前の今日にあたる。将棋ペンクラブ会報1999年秋号、東公平さんの「将棋ペンクラブ裏話」より。 団鬼六先生 当クラブ結成のきっか...