名人戦第4局は、千葉県成田市の成田山新勝寺「奥殿」で行われる。→中継
「成田山新勝寺」は真言宗智山派の寺であり同派の大本山のひとつで、本尊は不動明王。
家内安全、交通安全、あるいは厄払いなどを祈る護摩祈祷のために訪れる人も多く、一般的には「成田不動」、「成田山」と呼ばれることが多い。
成田山新勝寺は、939年、平将門が新皇と名乗り朝廷と敵対し平将門の乱が勃発した際、朱雀天皇の密勅により寛朝大僧正(宇多天皇の孫)を東国へ遣わしたことに起源を持つ。
寛朝大僧正は、弘法大師空海自らが敬刻開眼した不動明王を捧持して京都を出発。大坂から船に乗り、房総半島に上陸する。
そして、成田の地に不動明王を奉安し、平将門を調伏するため護摩を焚いて、戦乱が鎮まるようにと祈願する。祈願最後の日、平将門が敗北して関東の地に再び平和が訪れる。
寛朝大僧正が京都へ帰ろうとしたところ、不動明王が磐石のごとく動かず、この地に留まるよう告げ、ここに成田山新勝寺が開山された。
1180年、源頼朝が平家追討の挙兵をした時には、源頼朝が成田不動に祈願に来ている。
また、江戸時代には初代・市川團十郎丈が成田不動に帰依し、成田屋の屋号を名乗ることになる。不動明王が登場する芝居を打ったこともあいまって、成田不動は庶民の信仰を集めた。
〔成田山新勝寺での食事〕
前夜祭が行われるのが「ANAクラウンプラザホテル成田」。成田山新勝寺までは直線距離で3kmほどの距離。
また、2013年1月12日放送のテレビ東京系「出没!アド街ック天国 成田山」では、2位に「うなぎ屋」が輝いており、成田山新勝寺の近辺には10数件のうなぎ屋が店を構えている。
昔、うなぎは利根川や印旛沼から運ばれており、そのため江戸時代から成田山の参道名物となったという。
「ANAクラウンプラザホテル成田」とうなぎ、両面から見てみたい。
=うなぎ=(アド街ック天国で紹介された店)
「川豊 本店」
1910年創業。店頭でうなぎを割く光景は参道の名物。タレはあっさりめで、ほんのり甘口。身の芯まで柔らかく仕上がっている。
特上うな重 3,900円
上うな重 2,900円
うな重 2,300円
「駿河屋」
1798年創業の旅籠だったが、11年前にうなぎ屋へとリニューアル。うなぎのタレには氷砂糖を使用し、コク深くまろやかな甘みに仕上がっている。焼き加減は、しっかりめ。ふっくらした身と香ばしさを堪能できる。
特上うな重(きも吸付)4,500円
うな重(吸物付)3,300円
=ANAクラウンプラザホテル成田=
・クラブハウスサンドウィッチフライドポテト添え ¥1,300
・クラウンバーガー ¥2,600
・関西風 天ぷらうどん/天ぷらそば ¥1,300
・漬けまぐろのとろろ丼 ¥2,000
・天丼セット ¥2,200
・ボロネーズ ¥1,300
・キノコとベーコンのペペロンチーニ ¥1,200
・ペスカトーレ ¥1,600
・ピッツァ マルゲリータ ¥1,200
・骨付きケイジャンチキンソテー ¥2,500
・ベジタブルカレー ¥1,300
・やわらかビーフカレー ¥1,600
〔昼食予想〕
うなぎとANAクラウンプラザホテル成田の両立てで予想したい。
森内俊之名人
一日目 天丼セットまたはうな重
二日目 やわらかビーフカレー
羽生善治三冠
一日目 キノコとベーコンのペペロンチーニまたはピッツァマルゲリータ
二日目 関西風天ぷらうどんまたはうな重