第26回将棋ペンクラブ大賞贈呈式の一日(前編)

9月19日に第26回将棋ペンクラブ大賞贈呈式が開催されました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

ということで、将棋ペンクラブ大賞贈呈式の日の日記です。

写真: DSC_0093

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16:45

会場であるスクワール麹町に到着。湯川博士さん、湯川恵子さん、大賞を担当する三上さんが既に来ている。

16:50

湯川恵子さんを誘って7階の喫煙所へ行く。(湯川恵子さんはタバコを止めている)

夕陽が落ちる四谷の風景を見ながら、恵子さんが「四谷は昔から変わらないねえ」と呟く。

恵子さんは40年ほど前、四谷にある会社に勤めていた時代がある。

湯川博士さんが勤務する将棋ジャーナル編集部も四谷にあった。

そういえば、私は大学生時代、四谷二丁目にあった小料理屋風スナックによく通っていた時期があった。

カウンターだけの店で、カウンターの中はお婆さん一歩手前のママと女子大生のアルバイト…

たしかに、四ツ谷駅前で変わったのは、四ツ谷駅だけなのかもしれない。

17:00

幹事が続々と到着。

いろいろと準備作業などを行う。

17:45

北野新太さん、後藤元気さんご夫妻が来場。

後藤元気さんの奥様は、昭和のアイドル系の雰囲気だ。

17:55

贈呈式会場には、森信雄七段への実業之日本社からのスタンド花、北野新太さんへのNHK出版からのスタンド花が届いている。

受賞者へ賞状、賞金、副賞を手渡す段取りなどのリハーサル。

18:05

控え室へ戻ると、森信雄七段と実業之日本社の編集者の方々が到着したばかり。

間もなく、滝誠一郎八段が来場。滝誠一郎八段は森信雄七段の兄弟子。

本当に兄弟弟子っていいなあ、と感じる瞬間だ。

滝八段は、村山聖八段(当時)が東京へ出てきた頃に、「もっとおしゃれをしろ」と、派手なアロハシャツを買わせたなどのエピソードも持つ。

森信雄七段は、昨年行われた滝誠一郎八段の引退慰労会にも駆けつけている。

兄弟子の引退慰労会 7,14(森信雄の日々あれこれ日記)

18:10

石田和雄九段が来場。石田九段は文芸部門大賞を受賞した天野貴元さんの師匠。

18:12

神谷広志八段が来場。

神谷八段が到着するやいなや、神谷八段が石田九段、滝八段、森七段に向かって神谷流で何かを話す。それに対して石田九段が笑いながら論評を入れて、滝八段が突っ込みを入れて、森七段が笑っている。

河口俊彦七段の『対局日誌』に出てくる控え室での雰囲気そのもののような感じとでも言うのだろうか。

何か、とても懐かしく思えるような、鳥肌が立つほどの感動的な光景だった。

18:15

森内俊之竜王、杉本昌隆七段、指導対局を担当いただく渡部愛女流初段が控え室へ。

18:20

受付の方へ行くと、多くの来場者の方々が。

今年は、女性の比率が高い。

窪田義行六段、上野裕和五段、将棋世界の田名後健吾編集長、NHK出版の本多俊介さん、ライターの相崎修司さんの姿も。

指導対局を担当いただく安食総子女流初段は、ファンの方と談笑をしている。

天野貴元さんが来場。

18:30

贈呈式が始まる。

18:35

はじめに最終選考委員の西上心太さんから審査員講評。

18:40

最終選考委員の所司和晴七段からの講評、そして受賞者への賞状授与。

木村晋介将棋ペンクラブ会長は、どうしても抜け出せない、ある団体とのシンポジウムのようなことと重なり、今日は欠席。

18:55

受賞者からのスピーチが始まる。

(つづく)