日本将棋連盟特設サイト「弦巻勝のWeb将棋写真館」

この4日間、ブログで写真家の弦巻勝さんに関する記事を書いてきたが、今日(12月12日)、日本将棋連盟から日本将棋連盟特設サイト「弦巻勝のWeb将棋写真館」が始まることが発表された。

たまたまの偶然のタイミングだけれども、個人的にとても嬉しい。

弦巻さんが約40年間にわたり撮影してきた対局や棋士の写真、弦巻さんによって書かれる写真に関連するエピソードなどが月2回の更新頻度で公開されるという。

写真のみならず、弦巻さんの文章も楽しみだ。

弦巻勝のWeb将棋写真館

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弦巻勝さんが書いた文章からとても印象的なものを。

近代将棋1988年7月号、弦巻勝さんの将棋写真エッセイ「名人戦を見て」の最後の部分。

この頃のタイトル戦は、撮影のために初手を何回も指してもらうのが慣例となっていた時代だ。

 対局開始時多くのカメラマンが初手7六歩を何回も撮る。ややもすると振り駒も数回必要そうな顔をする。名人戦の初手は一回がいい。せめて棋士の想いをカメラマンは一回で受けるべきである。